汚名の広場
シーン3:シーンカード:デクストラ
側近 :「ゲオルグ様大変です!この街に何者かが侵入しました!」
ゲオルグ:「それで、そいつを仕留め損ねたというわけか?」
GM :側近はゲオルグへの畏怖から、滝のような汗を流して、恐怖に震えている。
ゲオルグ:「今日、この街の警備についていたもの全てを…」 と言いかけて、一度口を閉じる。
ゲオルグ:「いや、侵入者を仕留め損なった者達だけにしておくか、殺しておけ。それと、街の人間達を広場に集めろ」
側近 :「は、はは!」 側近は、急いでその場から離れる。
ゲオルグ:「ふふ、上手くいかないものだな。自分の奴隷になる者たちに、いらぬ情けをかけすぎたか。…まあいい。どうやら俺には物事を穏便にはできないようだ。それとも、お前が血を求めているのか?」 と、剣を見て呟く。
シーン4:シーンカード:ステラ
GM :では、扉がノックされたところへと、シーンを戻そう。
エリノア:「シンディか?待っておれ。今開ける」
トロメア:「仲間か?」
GM :エリノアが天井に手を当てると、先ほどと同じように入り口が開く。
エリノア:「ああ、私の乳母だったものだ。ここには、食べ物と水を運んでくれている」
GM : シンディと呼ばれた乳母は、入ってくると険しい顔で切り出す。
シンディ:「エリノア様、お逃げください!」
エリノア:「どうしたのだ、シンディ?一体何があったというのだ?」
シンディ:「王が…王が崩御なされました…」
エリノア:「陛下が!?まことか?」
シンディ:「はい。王は暗殺されたとのこと。そして、その暗殺者は、戦死されたはずのクリステン様だということです」
エリノア:「馬鹿な、兄上が!?兄上は戦死されたところを私はこの眼で見ておる。そんなことがあるはずがない!まして、生きていたとしても兄上が陛下を殺す理由などどこにもない!」
シンディ:「はい、私もそのように思います。ですが、陛下が崩御されたいま全ての実権はマルガレーテ王妃と傭兵伯が握っています。どのようなことをいっても、エリノア様の弁は通ることはないでしょう…ですから、一刻も早くお逃げください。いまなら、警備の手も緩んでいるはずです」
エリノア:「そんな…そんな馬鹿なことが…」 余りのことにエリノアの眼からは光が失われる。茫然自失の状態だ。
トロメア:「おいおい、事情はわからないが、ぼうっとしてる場合じゃねぇだろ!今しか逃げるチャンスはない。傭兵伯が体勢を整えたら、街の人間皆殺しにしてでもお前を捕まえにくるぞ。その兄貴の事だって、生きてなきゃ確かめられないだろうが」
エリノア「…そうだ。私には信じられぬ。兄上であるはずがない。その事を確かめなければ…。すまない、トロメア。礼を言うぞ」
トロメア:「では急ぐぞ。断崖を登るのは時間がかかる。低い位置で発見されれば、矢で狙い撃ちだからな」
エリノア:「わかった!」
シンディ:「エリノア様、どうか、お気をつけて…」
トロメア「しかし、お前。崖登り大丈夫か?」
エリノア「私のことなら大丈夫だ。もしも、ついていけないようなら私を見捨ててもかまわん。だが、私は絶対にレオポルドのところまでたどり着いてみせる」
トロメア:「そうか。街は包囲されている、正面突破が無理ならばそれしかないからな。…行くぞ」
エリノア:「うむ」
GM :と、ここで〈知覚〉で判定。
トロメア:2LVだからダイス2つ…16・18で失敗。
GM :うむ、では特に何もなし。ここでシーンエンドだ。
トロメア:ステラ受領。3枚目。
シーン5:シーンカード:オービス▼
GM :部屋から出ると外には兵士達が武器を構えて待ち構えている。もちろん、全ての逃げ道をふさいでだ
シンディ:「お嬢様、申し訳ございません!息子夫婦を人質に捕らえられて…」
トロメア:「チッ…囲まれてたか」
エリノア:「シンディ…。よい、いままで、良くつくしてくれた。お前には色々と迷惑をかけてしまったようだ。私のほうこそすまなかった…」
シンディ「お嬢様…」
GM :シンディはそういうとその後の言葉は嗚咽で続かず、ただ泣き伏している
兵士 :「さて、茶番劇はここまでで良いかな?エリノア様、ゲオルグ陛下がお待ちです」
トロメア:「なぁ、兵隊さんよ。この俺の顔に免じて、ここは通しちゃくれねぇか?」
エリノア:「待ってくれ。ここにいる男は私とは無関係だ。この男は開放してやってくれ」
兵士 :「どちらさんも、バカを言っちゃいけねぇよ。俺達がお前さんたちの言葉に従わないといけない理由が、一つでもあるっていうのか?」
トロメア:「じゃあ答えは一つだな。…押しとおるぜ!」 蹴散らして正面突破。
兵士 :「バカが!エリノアは殺すな!男のほうは八つ裂きにしろ!」
GM :戦いが始まるが、わりとあっさりと正面を通り抜けれた。いや、抜けさせられたという感じがする。
エリノア:「凄いな、お主。あれだけの兵士を相手にこうも簡単に突破するとは…」
トロメア:「…いや。まだ何かある。あれが亡霊狩猟団の本気とは、到底思えん…」 警戒を怠らず、街の出口へ急ぐ。
GM :町の広場に差し掛かったところで、一人の男が立っている。そして、外への出口へと通じるところには多くの街の人々がいるようだ。
トロメア:「…歓迎の準備は出来てるってことか。それも、恐らく最悪の形でな」
ゲオルグ:「よう。思ったよりも早く着いちまったようだな」
トロメア:「そうか。お前が、傭兵伯ゲオルグか…」
ゲオルグ:「ほう、俺の顔を知らなかったか。どこの田舎者だ?」
トロメア:「生憎気が早くてね」
ゲオルグ:「そうかい。あんまりせっかちだと、早死にするというぜ?」
トロメア:「悪いな、期待に添えなくて。…俺は、不死身なんだよ」
ゲオルグ:「ほう…そいつはいい。斬りがいがありそうだ」と侮蔑の笑みを浮かべる
エリノア:「ゲオルグ!ここで、父上の敵を討つ覚悟しろ!」
ゲオルグ:「くく…ゲハハハ!笑わせるな小娘が!どうやれば、貴様の細腕でこの私を殺すというのだ!」
トロメア:「エリノア」
エリノア:「止めるな、トロメア!」
GM :無謀な小娘じゃ(笑)
トロメア:「馬鹿野郎。さっきの包囲すら自力で抜けられねぇ小娘が、でしゃばるんじゃねぇ!」
エリノア:「うっ…しかし、敵が目の前にいるのだ。いま討たずしていつ討てようか!私は父上や兄上の無念を果たさねばならんのだ!」
GM :本当は怖いのだろう。エリノアの顔面は蒼白で、体はガクガクと絶えず震えている。それを必死に抑え、怒りによって平静さを取り戻そうと無理をしているようだ。…いや。恐怖に取り込まれないようにといった方が言いか。
トロメア:「…いいか。この街には大軍がいる。ここで奴に襲い掛かっても、すぐまた包囲されて終わりだ。今は機会じゃない。あいつを討つには、今はどうあがいても無理だ。だから…俺の言うことをきけ。お前が本当に、仇を討ちたいのなら」
エリノア:「…信じてよいのか?」
トロメア:「ああ。俺は悪党だが…嘘はつかない。お前を必ず、レオポルド伯爵の元へ送り届ける。そして…ゲオルグを倒す」
エリノア:「わかった。お前を信じる。トロメア、これを受け取ってくれ。これは、我が家に伝わるお守りだ」
GM :家門をかたどった、鉄の紋章だ。その紋章の真ん中には赤い丸い宝石が埋まっている。
トロメア:「…ああ、預かっておく。いいな、俺が合図をしたら、まっすぐレオポルド伯爵の領地へ向かえ。何があっても振り返るな」
エリノア:「わかった…。死ぬなよ、トロメア。死ぬことは、私が許さぬ」
トロメア:「…ああ。約束だ。…さぁ、行け!」 叫び、ゲオルグに突進する
ゲオルグ:「ふん…小娘を逃がそうという腹か」
トロメア:「遊んでもらうぜ、ゲオルグ・シュローダー!」
GM :では、戦闘に入ろう。シーンを代えるぞ。