聖母

 

「この世に、真の救済を」

 

 

シーン4 シーンカード:アダマス▼

GM      :君の手刀が、ヨハンナの心臓を貫く。

GM      :鮮血が飛び散り、教会は静寂に包まれる。

GM      :そして、ヨハンナの身体が崩れ落ち――そのまま“溶けて”、君の腕を包みこむ。

クラトス    :「なっ!?」

GM/ヨハンナ :「あらあら、困りましたわね?私、殿方に貫かれるなど、初めての経験でしたから……」

クラトス    :お下品ですわよ、姉さん(笑)

GM      :ヨハンナは不定形の生命へと姿を変え、君の腕の動きを封じる。

GM      :と、同時に教会の中へ兵士たちが殺到してくる。

クラトス    :腕に絡みついたものは、振り払おうとするが?

GM      :兵士はエキストラなので脱出は可能。但し不定形はこの脱出の間振り払えず、君は戦闘力が激減する。

クラトス    :了解。

GM      :教会にはエレナ・クリス・イメルダ・ルーカスがいるわけだが、今の腕を封じられた君では、一人を庇って逃げるのが限界だ。

GM      :誰を連れて逃げる?

クラトス    :4択か……

GM      :ルーカスは放っておいても自力で脱出できる。

クラトス    :イメルダも自分で何とかしそうだよな(笑)

GM      :(俺は“ルーカスは”としか言ってないんだが、ね)

クラトス    :必ず二人を守るといった手前、二人を守ろうと動くな。まずは。

GM      :うん、“まずは”二人の所へ辿り着きました。

GM/エレナ  :「やはり、罠だったわね」

GM/クリス  :「……どうするの?お兄ちゃん」

クラトス    :くそ、ヤッパリ認めてくれないか(笑)

GM      :当たり前だろうが。選択肢出しているのに選択を放棄すれば、それだけで悪い方へ持っていくぜ、俺は。

クラトス    :「オレが血路を開く。その間に逃げるんだ。父上についていけば、きっと古城までは送って下さるはずだ」

 

GM      :ああ、つまり君が残って二人を逃がすという事でいいんだな?

クラトス    :うむ。今は、どちらも俺の目の前にいるのだから、その片方だけを選ぶことは出来ないな

GM      :わかった。それで後悔はしないね?

クラトス    :そう言われると辛いが、クラトスとして考えればこういう選択になるな。

クラトス    :うむ。後悔はするかもしれないが、そうしなければこのキャラのアイデンティティが崩れる。

GM      :(敵地に一人残るか。死亡はほぼ確定だな、これで……)

 

GM/エレナ  :「――クラトス。あなた……」

GM/クリス  :「お兄ちゃん……無事でいてね」

GM/ルーカス :「クラトス、死ぬなよ!」

クラトス    :「ああ。さあ、早く行け」

クラトス    :「父上……もしも、私が戻らなかった場合は二人を頼みます。イメルダ、父上の助けとなってくれ」

GM      :ルーカスがエレナ・クリスを庇い、脱出する。イメルダもそれを援護する。

GM      :で、君とイメルダは数十人の兵士に取り囲まれました。

クラトス    :うぉ!?イメルダ残ったのか!

GM      :残るというか、元々ルーカス以外は一人しか逃がせられないと俺は言ったはずだが。

クラトス    :そうだった。

GM      :逃げた方がよければ逃がすよ(もはや大勢に影響はないからね……)。

クラトス    :では、逃がしてくれるなら、イメルダは逃がしてくれ。

GM      :では、その場には君だけが残る。

GM      :腕を封じられたまま、戦う事もままならず、頭部を殴打されて気絶させられる。

GM      :シーン終了

クラトス    :アダマス▼受領。マーテル返却。

 

 

シーン5 シーンカード:エルス

GM      :目を覚ますと、そこは牢獄の中。両手両足を壁に鎖で固定された手錠で封じられている。

GM      :既に腕に巻きついた不定形の存在は、消え失せている。

クラトス    :「ここは……そうか、俺は捕まったのか……」

GM/ヨハンナ :「お目覚めですか?クラトス殿」

GM      :ヨハンナが、常と変わらぬ微笑を浮かべて、目の前に立っている。

クラトス    :「……なぜ、俺を生かしておく?あんたは聖血を必要としてるんだろう?俺の聖血は必要ないのか?」

GM/ヨハンナ :「いずれは頂きますが、あなたの持つ聖血は、大した量ではありませんから」

GM/ヨハンナ :「それより――面白い篭手を、嵌めてらっしゃいますのね?」

クラトス    :「この篭手か……これがどういうものかも知らずに、俺はこいつを身につけてしまった」

GM/ヨハンナ :「まぁ。それは、大変なご苦労をなさった事でしょうね」

クラトス    :「そうでもないさ。今のこの状況に比べたら、な」

GM      :クスクスと微笑みを――微笑みの表情を彫り込まれた面であるかのように、微笑を浮かべている。

GM/ヨハンナ :「なら、そろそろその篭手と、お別れしたくはありませんか?」

クラトス    :「それはどういう意味だ?あんたなら、この篭手を外せるとでもいうのか?」

GM/ヨハンナ :「ええ、外せますわ」

クラトス    :「なぜだ?俺はあんたのことを殺そうとしたんだぞ。そんな奴の喜ぶようなことをなぜやる?」

GM/ヨハンナ :「だってその篭手――私も欲しいのですもの」

クラトス    :「この篭手が欲しい?聖血を身に宿すあんたが、天敵ともいえるこの篭手をなぜ欲する?」

GM/ヨハンナ :「あらあら。その様子では、エレナたちは、あなたに何も説明しなかったのかしら?」

クラトス    :「どういうことだ?」

GM/ヨハンナ :「その篭手は、聖血を集める力を持ってますわ。聖血を求める私にとって、とても便利な道具です」

GM/ヨハンナ :「それに――それは兄様の形見ですから」

GM      :そう言うと、さもおかしそうに笑いだす。

クラトス    :「そうか、この篭手を見たときエレナの様子がおかしかったのはそういうことだったのか……」

 

GM      :今の話の全ては、既に前の話まで出てる内容だから(笑)

クラトス    :あ、そういえばそうか(笑)

 

GM/ヨハンナ :「それで、如何ですか?その腕、私に頂けませんか?」

クラトス    :「そう言われて、俺がうんと言うとでも思ったのか?断る」

クラトス    :拒否権がない状況でも偉そうな俺(笑)

GM/ヨハンナ :「あら、何故ですか?あなたにとっても、悪いお話ではないのに」

クラトス    :「確かに、この篭手の為に色々と苦労させられてきた。ずっと外したいと思っていたことも本当だ」

クラトス    :「だが、あんたの目的を知っているのに渡すことなど俺には出来ない」

GM/ヨハンナ :「あらあら……強情ですわね。そういう所も、本当に兄様そっくり」

クラトス    :「あんたは、自分の兄貴を殺したのか?」

GM/ヨハンナ :「ちょっとした兄妹喧嘩ですわ」

GM      :やはり微笑みを絶やさずに応える。

クラトス    :「ちょっとした兄弟喧嘩で殺されたらたまらんな。俺も気を付けることにしよう」

GM/ヨハンナ :「殺して奪うのが一番早いのですが、それでは可哀想ですし……」

GM/ヨハンナ :「そうだ。せっかくだから、お会いしてみます?兄様に」

クラトス    :「なに?生きているのか……?」

GM/ヨハンナ :「ええ、生きておりますわ。何故なら私たちには、聖血の加護がありますもの」

クラトス    :「しかし、エレナは死んだと……いや、死体を見たわけではないから確認をしたわけじゃないか……」

GM      :ヨハンナは楽しそうに笑うと、牢獄の外へと声をかける。

GM/ヨハンナ :「入ってらして、兄様」

GM      :そして現れたのは、一人の青白い肌。逞しい体格をした巨漢。

クラトス    :肖像画に似てる?

GM      :肖像画で見た男、エルンスト・ヴァルプルギスその人だ。

GM      :ただその両腕は切り落とされており、またその瞳は光なく、死者のそれだ。

クラトス    :「……惨い真似をする」

GM/ヨハンナ :「これが聖血の加護ですから」

クラトス    :「エルンストさん……」 と、声をかけてみよう。

GM/エルンスト:「う……デ…………オレ、の腕……」

GM/ヨハンナ :「はいはい兄様、もうすぐお返ししてあげますからね?」

GM      :ヨハンナはそう言うと、部屋の奥に置いてあった箱から巨大な包丁その他の手術(拷問)道具を取り出す。

クラトス    :確かにこの時代で両腕を切られたら、死ぬな。俺たちの医療でもすぐに治療しなかったら、死ぬぐらいの大怪我だもんな

GM/ヨハンナ :「ちょっと痛いですけど、頑張ってくださいね?泣いてもいいですから」

GM      :ヨハンナは本当に楽しそうに微笑を浮かべたまま、麻酔なしで君の両腕を切り落とす。

GM      :悪徳です。そして君は、両腕を失います。

クラトス    :「グアアアアァァァァ!!」

GM      :本来落ちる事のないはずの両腕が、麻酔もないまま包丁で切り落とされ、床に落ちる。

クラトス    :ディアボロス受領、アダマス▼返却。なんか、運命的なもの感じるな(笑)

GM      :もぞもぞと再生を始める両腕は、しかしその本来の主を見つけて、エルンストの方へと這い寄っていく。

GM      :両腕、いや篭手はエルンストの肩に這い登り、接合する。

クラトス    :「俺の……俺の腕が……」

GM/エルンスト:「オオオオオオォォォオオオオ!!腕!オれの、腕ぇぇええええ!!」

GM/ヨハンナ :「兄様ったら、本当に嬉しそう。良かったですわね」

GM/ヨハンナ :「さて、これであなたの篭手――いえ、兄様の腕は、本来の主の下へ帰りました」

クラトス    :「ヨハンナ、貴様……」 と、物凄い憎悪の視線をぶつける。

GM/ヨハンナ :「さようならクラトス殿。いずれ処刑の日をお伝えに参りますわ」

GM      :ヨハンナは、エルンストと共に牢獄から去る。

クラトス    :「うおおお!ヨハンナーーーー!!」と、咆哮ともいえる絶叫を上げる

GM      :では、シーン終了。

クラトス    :エルス受領。ディアボロス返却。

 

 

シーン6 シーンカード:フルキフェル▼

GM      :GMシーン

GM      :教会を脱出したルーカス・イメルダ・エレナ・クリスの4人。

GM      :彼等は、バルヴィエステの市街で潜伏していた。

GM      :既に彼等が率いてきた騎士団は捕縛されており、合流もままならない。

GM      :そして、クラトスが捕えられてから、数日が過ぎていた。

GM      :市街には手配書が回り、迂闊に外へ出歩く事さえできない。

GM      :焦りと緊張が高まるなか、彼等が潜伏していた宿のドアがノックされる。

GM/ルーカス :「どなたかな?」

GM/アルベリック:「火急のご様子に、救援に参りました、お嬢様」

GM      :ドアを開けて入ってきたのは、アルベリック。そして、彼のかけた幻術が解除されて姿を現わした、鋼鉄の巨漢ユミルだった。

GM/エレナ  :「アルベリック!どうしてここに……!」

GM/アルベリック:「皆様がご出立なされた後、我々も後を追っていたのです。いや信用しないわけではなかったですが……」

GM/エレナ  :「返す言葉もないわね。事実、こうまで追い込まれているわ」

GM/アルベリック:「さて、あの下郎をお見捨てになられる――というわけには参りませんでしょうな」

GM/クリス  :「当然よ!お兄ちゃんは私達を守ってくれたんだもん、今度は私が助ける番!」

GM/アルベリック:「ええ。そこで、ですね――」

GM      :シーン終了

 

 

シーン7 シーンカード:クレアータ

GM      :牢屋に繋がれ、両腕を切り落とされて数日が過ぎた。

GM      :最低限の手当てで命は取りとめてはいる。

GM      :日に3度、粗末な食事を与えられるだけで、身動きすらままならぬ状況が続く。

GM      :その牢獄に、カツ、カツという足音が響く。

クラトス    :「(エレナ、クリス、イメルダ、そして、父上は無事だろうか……?)」

GM      :足音の主は看守と暫く話した後、また足音を響かせて君の牢獄へと近づいてくる。

クラトス    :「……誰だろう?こっちに来るようだが……」

GM/ローブの女:「クラトス・ランフォードか?」

クラトス    :「あんたの名は?俺の名を知っているようだが、何者だ?」

GM      :ローブの女は目深に被ったその衣を脱ぎ捨てる。そこから出てきた顔は、イメルダだ。

GM/イメルダ :「兄上、何という惨い真似を……。すぐに助けるから、待っていてくれ」

GM      :そういうと、懐から鍵束を取り出し、鍵を開ける。そして両足の枷も外す。

クラトス    :「イメルダ……どうやってここに?」

GM/イメルダ :「教会というのは、腐敗が進んでいる。だいぶ散財する羽目になったが、金の力は偉大だよ」

GM/イメルダ :「それに、アルベリック殿たちがこられてな。アルベリック殿の幻術と、ユミルの護衛でここまで来られた」

GM/イメルダ :「さぁ、まずは手当てをしよう。そして、すぐに脱出だ」

クラトス    :「……そうか。すまない、お前にこんな危険なまねをさせて……」

GM      :《癒しの雫》で、HPは全快したものとしてくれ。

クラトス    :了解!

GM/イメルダ :「構わないさ。私の命は兄上の為にあるのだから」

クラトス    :「ありがとう。嘘のように体が軽くなったよ」

クラトス    :と、最早ない腕で妹の頭を撫でようとするが、途中で気がつき顔をしかめる。

クラトス    :「そうか、なら急いでここを出よう」

GM/ユミル  :「ガ、ガ……。ハヤクニゲル。幻術、アルベリックイナイカラムリ。ミツカルト面倒」

GM      :幻術で消えたままのユミルが、そう声を発する。

GM/イメルダ :「ああ、急ごう」

クラトス    :「わかった。行こう」

GM      :では、このまま脱出するという事でいいかな?

クラトス    :付いて行きます

GM      :脱出の途中で兵士の一団に発見されるが、姿を隠したユミルが暴風の如く暴れると、一瞬で蹴散らされる。

クラトス    :「流石だな……」

GM      :シーン終了。

クラトス    :クレアーター受領。エルス返却。

 

 

シーン8 シーンカード:コロナ▼

GM      :GMシーン

GM/エレナ  :「……クラトス、大丈夫かしら……」

GM/クリス  :「……うん。大丈夫だよ、だってユミルが助けにいったんだもん。絶対、大丈夫」

GM/エレナ  :「……そうね。ユミルがいるなら、大丈夫ね」

GM      :クリスの言葉に、エレナは不安そうな表情を隠し、そう応える。だがそれも無理をしているのが一目でわかるほどの様子であった。

GM/ルーカス :「しかし、アルベリック殿。このような危機に駆けつけてくれた事はありがたいのだが……なぜ我等を追って参られたのだ?」

GM/アルベリック:「ああ、その事ですか。それはね、ルーカス殿」

GM      :そう言うとアルベリックはエレナとクリスの方へと歩み寄る。

GM/アルベリック:「我が真の主、ヨハンナ様のご命令でしたもので」

GM      :その瞬間、部屋は幻覚に包まれる。

GM/ルーカス :「ぬぅっ!血迷ったか、アルベリック!」

GM/アルベリック:「いえいえ。血迷うと言うなれば、これまでの数百年、この小娘らに尽くしてきた歳月こそが気の迷いというものでして」

GM      :アルベリックはその幻術で、無警戒だった二人の少女を一瞬で虜にする。

GM/ルーカス :「させん!」

GM      :ルーカスの剣が閃き、アルベリックの片腕に傷を負わせる。

GM      :アルベリックは転移魔術を詠唱していたが、その一撃で体勢が崩れ、エレナをその手から離してしまう。

GM/アルベリック:「おやおや。さすがはかつての最強の騎士。一筋縄ではいかぬようで」

GM      :ただその一言のみを残し、アルベリックはクリスを連れて闇に消えた。

GM/アルベリック:「後は、その子等の相手でもしてあげてて下さい。またお会いしましょう――生きてさえいれば、ね」

GM      :残されたのは気を失ったエレナ。そして剣を構えたルーカス。

GM      :そして、アルベリックに召喚された、無数の幻獣の姿だった。

 

クラトス    :親父かっこいい!しかも最強の騎士だったのか(笑)

GM      :いや、前回の君の言動しだいでは、親父も含めて戦闘になってた。

クラトス    :それは、かなり強いのでは?(笑)

GM      :ああ。親父と戦うのは最悪の可能性だった。

GM      :親父と戦ってたら、タイマンならともかく、他のトループと併せ100%死んでいたろうな。

GM      :場合によっては、防衛対象としてそこにエキストラの村人も加わるから……。

クラトス    :村人のデーターはどんな感じだったの?

GM      :村人はデータなし。

GM      :攻撃されたら無条件に死亡。

GM      :あの流れで城から村人を戦わせた場合、10:10の割合で相手トループを引き付けられる。

GM      :ただ、1Rに10人ずつ、相手弓兵隊によって殺されていくわけだが。

GM      :あとは、NPC軍団(エレナやユミル)を出せば、その戦力に応じてトループを引き付けられる。

GM      :ただ、エレナ・クリスは敵の優先攻撃目標になるので、長期戦になるとトループに殺されるが。

GM      :それが前回の、本来の予定での戦闘だった。

クラトス    :なるほどね。

GM      :では、次シーン。

 


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