最終話
『繋がれた聖人』
シーン8
GM :今回は最終回なので、特別措置。今まで関わってきたNPCが奇跡を飛ばしてくれます。全部で12個です。
好きな時に好きなタイミングで、自分で使用してください。使える奇跡はこちら。
ノエル :無敵防御・再生 ・再生
エリノア:活性化 ・死神の手・紋章
ターナ :天真 ・天真 ・天真
ヨアキム:絶対攻撃・神移 ・再生
トロメア:なぁ、これは非常に重要なことなんだが。
GM :なんだい?
トロメア:再生はさ、俺が使うという扱い?それともその聖痕の元の持主が使う扱い?再生は、自分には使用できないからね!(笑)
GM :再生に限らず、元の持ち主が使います(笑)
トロメア:りょーかーい(笑)
GM :それでは、最終決戦を始めましょうか!こちらのAPは17。
トロメア:こちらのAPは6。だが戦闘開始前に、奇跡を使う。エリノアの∵紋章∵だ。
GM :おお!こい!
トロメア:演出はこちらで入れさせてもらうぞ。
「始まったか…」
大聖堂から逃げてくる兵士たち、貴族たちを尻目に、コンラッドは戦いの場へと近づいていった。
そこには黒衣の聖女、オーレリアの姿もあった。
「見届ける意味などありません。既に結果は見えているのですから」
「ならば何故、あなたは今ここにいるのだね?オーレリア」
オーレリアは黙して語らない。
「人が闇に抗しきれるか否かは、難しい問題だ。人は誰しも、心に闇を持つものだから」
コンラッドは言葉を止める。
「だが彼は、いや人は、負の心を持ちながら、必ず正しい道を歩もうとする。憤怒の化身たる彼ですら、ああして戦う今は、負の心に取り込まれてはいない」
「…ですが我々は、見届けるしかできない」
「信じて、待とう。そしてせいぜい我々にできる事は…」
コンラッドはリュートを取り出す。
「…この聖痕の持主も、それを望んでいる。彼の戦いを、見届けることを…」
その手から燐光とともに浮かび上がったのは、王者を示すコロナの紋章。
彼に続き集まってきた、キャラバン・デイドリームの一座がそれぞれの楽器を手に、歌を歌う。
静かな旋律が徐々に力を生み、それは力強い鼓動となって王都に響き渡る――
友よ、おまえは騒がしい少年
裏道で遊び、いつか英雄足らんとして
顔に泥をつけて、全く大した恥さらしさ
そこら中、吼えて暴れまわっている
歌おう!
お前の魂を揺さぶってやる!
ドン、ドンという足音が響く。
それにつられ、逃げ惑っていた王都の人々が一人、また一人と戦いの場たる大聖堂に集まり出す。
友よ、おまえは無情な若者
裏道で叫び、いつか世界を手にしようとして
顔に血をつけて、全くたいした恥さらしさ
そこら中、俺を見ろと吼え猛けている
歌おう!
おまえを魂を揺さぶってやる!
ドン、ドンという足音は次第に集まり、それは王都全てを包み込む大合唱へと広がっていく。
二人の男の戦い、その最後を彩る宴が――絶望の魔剣と憤怒の化身の戦いが、今、始まった。
トロメア:以上にて。この演出のために、クイーンのウィー・ウィル・ロックユーを借りに走っていたのだよ、さっきの30分休憩で!(笑)
GM :大変だったね(笑)
トロメア:はい、この∵紋章∵の効果で束縛発生、鎖3枚分でDP16ダメージ。現在値−4。……むしろ首が締まっております(笑)
第1ラウンド シーンカード:エルス▼
GM :では、こちらの攻撃だ
ゲオルグ:「…うるさい蝿どもが。まあいい。これが貴様のレクイエムだ。心残りがあるのならば、先に済ませてもかまわんのだぞ」ノエルのほうを見ながら。
トロメア:「言葉はいらん。もはや、それは語りつくした。涙はいらん。もはや、それは流し尽くした」
トロメア:「敢えて語るとすれば…それは我が背、我が拳!己が全てを載せた拳が、お前を倒せと吼え猛けている!」
ゲオルグ:「ほざけ、ならば次はその身の血を流しつくしてもらおうか!」
GM :〈重武器4〉《盾砕き》《鋭き刃》《魔技》《魔撃》《修羅》《剛力》《巨岩剣》《闇痛の印》
判定値11 Cr+2 ダイス−2D、Cr−2等。
GM :出目は2で、クリティカル!
トロメア:《巨岩剣》だと!?代償で転倒するはずだろ?スッ転びながら戦う気か、ゲオルグ!
トロメア:■金剛陣 #6D20〈格闘3〉《真撃》《間合い》《硬気功》《鉄身》《悟り》
判定値10、CR4、防御修正+5、装甲値+1D10
トロメア:2でクリティカル、受け成功!さらにシーンカード正位置に!
トロメア:外から伝わる大合唱と足音の振動で、ゲオルグがバランスを崩す!
トロメア:「そうだ…これはレクイエムなんかじゃない!お前を倒せと言う声が、俺を助けてくれる!」
ゲオルグ:「…それはどうかな?」∵絶対攻撃∵発動。
トロメア:打ち消しはなし。通しで。
GM :転倒したと見せかけ、遠心力を利用して回転し、そのまま横なぎに払う!では、さらに∵死神の手∵を乗せるぞ!
トロメア:それも通しだ。
GM :装甲無視の、97点ダメージ!
ゲオルグ:「良い感触だ。肉が裂け、骨まで届いた感触だ」
トロメア:経験点の使用申請。《苦痛耐性》を6LVから7LVへ上昇させる。
GM :どうぞ。
トロメア:これでHPが106となり、現在値9に。そして∵因果応報∵使用。
トロメア:「忘れたかゲオルグ…俺は、不死身だということを!」
トロメア:カーネイジに貫かれながら、回避せずに顔面を殴る。
GM :では、同時に∵魔汁の印∵を使用。HP63点上昇するが、このまま喰らうと死ぬので、∵消散の印∵でそのダメージを消す!
トロメア:∵因果応報∵ごと消すってことかな?
GM :その通り。
ゲオルグ:「…わかっているさ。それにこの程度で死なれては困る。俺の血の滾りを静めてもらわんとな…」 僅かな見切りでかわす。
ヨアキム:(「…まだですトロメアさん。まだ、終ってはいない。あなたは私に言ってくれたじゃないですか。この悲しみを止めると!」)
トロメア:∵絶対攻撃∵
GM :通し。
トロメア:裏になっていたステラ▼を表にし、再度表とする(R代償)。さらに奇跡の鎖によりステラ▼返却。ルナ受領。束縛によりDP−10。
GM :ダメージこい!
トロメア:■絶掌・不動明王 代償H2・R
#4D20〈格闘3〉《鉄拳》《間合い》《弱点看破》《徹し》《練気》《憤怒》
判定値9、CR4、ダメージ R2D10+12+HP減少分
トロメア:HP減少分が99点、固定値12点、ダイスクリティカル込みで3D10=19点。合計でR130点。
GM :そのまま受けようじゃないか。
トロメア:「そうだ…この絶望と悲しみの連鎖は!ここで断ち切る!」 轟音と共に鎖鉄球を叩きつける。
ゲオルグ:「ぬお!…ククク、そうだいいぞ。もっとお前の力を見せてみろ!」
GM :顔面を血だらけにして、その血を手で拭い舐めながら、その姿が一瞬でかき消える。∵戦鬼∵を使用!
ターナ :(「………!」)
トロメア:ターナの∵天真∵使用。トロメアの背後にターナの幻影が現われ、ゲオルグのタイミングを察知したのか息を呑む。
その音が聞こえた気がする。
GM :対応なし。通しで。
トロメア:「…!させるかよ、ゲオルグ!」
トロメア:機先を制して足場へ鉄球を叩きつけ、高速機動を封じる。
ゲオルグ:「なに!馬鹿な…」
トロメア:「お前は強い。そして俺はお前より、確実に弱い。だが俺はお前に食らいついていく…それが何故かわかるか、ゲオルグ」
トロメア:「それは、俺が一人じゃないからだ。罪を犯した俺が、救おうともがき、尚救えなかった人々がいた。お前の悪行に、いや俺の弱さに泣いた人々がいた」
トロメア:「そんな人たちが、今もこうして、俺を見捨てずについていてくれる!それがお前と俺の差だ!お前という至上最高の戦闘の天才にも、俺という凡才が追いついていく、それが理由だ!」
ゲオルグ:「…くだらん。言いたいことはそれだけか?ならば、そろそろその口を閉ざしてやろう!」
トロメア:■絶掌・不動明王 代償H2・R
#4D20〈格闘3〉《鉄拳》《間合い》《弱点看破》《徹し》《練気》《憤怒》
判定値9、CR4、ダメージ R2D10+12+HP減少分
トロメア:2でクリティカル。
トロメア:代償でルナを逆位置に。
GM :〈重武器4〉《鋭き刃》《魔技》で判定するが、転倒で−1D。…2でクリット!
トロメア:そうだよな、こいつスッ転びながら今の会話してんだよな(笑)
GM :しっ!突っ込んじゃダメ(笑)
GM :では、2ndアクションフェイズ。
GM :〈重武器4〉《盾砕き》《鋭き刃》《魔技》《魔撃》《修羅》《剛力》《巨岩剣》《闇痛の印》《憤怒》
判定値6 Cr+2 ダイス−2D、Cr−2等。
GM :5で普通成功。ここで、魔印∵奈落堕ち∵と∵愚か者の印∵を使用!
トロメア:くそ、ヨアキムが続くのが微妙極まりないが…∵神移∵(笑)
GM :では、∵天真∵でそれを打ち消す。
トロメア:ターナの∵天真∵使用。
GM :くそ、流石に通しだ(笑)
ヨアキム:(「やらせません。彼はまだ、勝負を諦めてはいない!」)
ターナ :(「……ト、…ロ、メア!」)
トロメア:一陣の風が吹いたかと思うと、トロメアの姿が剣の軌道から逸れている。
ゲオルグ:「(どうもおかしい…先程から、こいつ一人と戦っていると言う感じがしない。まさか…いや、そんな馬鹿なことが…)」
トロメア:ということで、こちらの2ndの行動だね。
GM :うん、どうぞ。
トロメア:■合掌・南無阿弥陀仏 (判定−15)代償H2
#4D20〈格闘3〉《鉄拳》《間合い》《弱点看破》《徹し》《練気》《縮地》《憤怒》
判定値10、CR4、ダメージ R2D10+12 代償R
トロメア:むぅ、5で通常成功だよ。そう毎度毎度はクリティカルせんな。代償で裏のレクス▼を、再度表(▼)にする。
GM :〈重武器4〉《鋭き刃》《魔技》
GM :7で失敗。ダメージくれ。失敗ではないか。受けは普通成功だ。
トロメア:R121点。
GM :∵因果応報∵+∵不死∵でダメージ反射のうえ、復活(にっこり)
トロメア:通し。
GM :自分からトロメアの掌打をくらいに行く!そして、そのままトロメアの心臓を貫く!
ゲオルグ:「ククク、どうだ?死の苦痛の味は?お前は何度この痛みを味わってきた?そろそろ楽になりたいとは思わんか?」トロメアの耳元で囁く。
トロメア:「ク…や、はり…届かないのかよ…!」
トロメア:体から力が抜け、地に膝をつかんという所まで、崩れ落ちかける。
友よ、おまえは怠惰な愚者
己の背に希望を背負いながら、今は敗北の安寧にひたろうとして
地に膝をつけて、全くたいした恥さらしさ
ノエルの口から、妙なる歌声とは正反対の、野卑な、だが力強い歌詞が流れる。
誰もが、おまえをよくやったと慰めるだろう
ぶちやぶれ!
お前の体を癒してやる!
ぶちやぶれ!
お前の魂を揺さぶってやる!
ドン、ドンという力強い足音とともに、歌声が響く。
大聖堂を囲む人々の口からも、次々に歌声が重なる。
ぶちやぶれ!
お前の体を癒してやる!
ぶちやぶれ!
お前の魂を揺さぶってやる!
トロメア:∵再生∵。HP106で復活。
トロメア:束縛でDP−21、奇跡の鎖アクシス。裏のレクス▼を返却。
ゲオルグ:「…まだ、心が折れないか」
トロメア:「…そうだったな。俺はまだ、終れない。俺はまだ、倒れるわけにはいかない。勝利の女神が、俺についているんでな!」
ゲオルグ:「戯言を!」
トロメア:エルス▼受領、裏のディアボルス▼返却。
第2ラウンド シーンカード:デクストラ▼
トロメア:つか、なんでこうも逆位置なんだよ!いつもの事だけどよぅ!(笑)
GM :天は我に味方せり!(笑)
トロメア:ほんとだよ(笑)
GM :では、こちらの攻撃。
GM :〈重武器4〉《盾砕き》《鋭き刃》《魔技》《魔撃》《修羅》《剛力》《巨岩剣》《闇痛の印》
判定値11 Cr+2 ダイス−2D、Cr−2等。
GM :1でクリット!
トロメア:いつものコンボで防御。1でクリティカル、シーンカードもこれで表!(笑)
GM :いやん(笑)では、∵絶対攻撃∵。更に∵死神の手∵を乗せるよ。
トロメア:ダメージだしてくれ。
GM :102点ダメージ!
トロメア:ノエルの∵無敵防御∵で、ダメージを10D10点軽減する。これで最終的に、54点ダメージ。
ノエル :「トロメア!」 ゲオルグの剣風から、身を挺してトロメアを庇う。
トロメア:「ノエル!…おい、ノエル!」
ノエル :「…貴方は、一人で抱え込みすぎると、言ったはずですよ…?」
GM :ノエルの背の傷は深いが、手当てを急げば助かりそうではある。
ゲオルグ:「小娘が、ことごとく私の邪魔をする。だが、最後には私の役に立ってくれそうだな。このまま、お前が死ねばこやつの心は折れるだろう」
トロメア:「させるかよ…ゲオルグ!もう誰も、お前の手にはかけさせない!」
ゲオルグ:「ほざけ!」
トロメア:ではまた、こちらの行動からだな。
トロメア:■絶掌・不動明王 代償H2・R
#4D20〈格闘3〉《鉄拳》《間合い》《弱点看破》《徹し》《練気》《憤怒》
判定値9、CR4、ダメージ R2D10+12+HP減少分
トロメア:危ねぇ、4でぎりぎりクリティカルだ。代償で裏のルナ▼を、再度表にする。
GM :〈重武器4〉《鋭き刃》《魔技》で受けるが……だめだ、8。通常成功。
GM :ダメージくれ。
トロメア:エリノアの∵死神の手∵使用。
GM :通しで。
トロメア:エリノア(「ゲオルグ!兄上と私、そして一度お前に殺されたトロメア自身の仇を…微力ながら、私の力で打たせてもらう!」)
トロメア:兄妹の幻影が浮かび、トロメアの拳に二本の剣が重なる。ダメージは、R147点だ!
GM :まだ生きている。んで、∵模造∵を使って、∵因果応報∵をしよう。
トロメア:ゲオルグのカウンターの刃が胸に突き刺さり、双方弾き飛ばされる。そして倒れたトロメアに、青白い燐光を伴ったマーテルの聖痕が近づく。
ゲオルグ:「くっ、なんだこれは?そうか、こいつらか。こいつらが、貴様に手を貸していたのだな?」
ヨアキム:(「トロメアさん。私が貴方にしてあげられる事は、ここまでです。だから、後は…みんなを信じて、戦い抜いてください。まだ、私のところへ来ちゃ駄目ですよ…」)
トロメア:聖痕が光を放ち、傷口を癒していく。ヨアキムの∵再生∵使用。
トロメア:「ああ。…ああ。まだ、まだあんたとは盃を交わせないらしい」
ゲオルグ:「…遊びはここまでだ。そろそろ、蹴りをつけてくれる!」
トロメア:血を拭い、不敵な笑みを浮かべて立ち上がる。∵活性化∵を攻撃に用いても、あと2回死ねるぜ!(笑)
GM :復活多すぎだよ(笑)
トロメア:あんたが与えたんだ、あんたが(笑)
GM :さて、では2ndアクション。ゲオルグは、いつもの組み合わせで攻撃だ!
GM :〈重武器4〉《盾砕き》《鋭き刃》《魔技》《魔撃》《修羅》《剛力》《巨岩剣》《闇痛の印》《憤怒》
判定値6 Cr+2 ダイス−2D、Cr−2等。
GM :3でクリット!攻撃の時には良い目が出るな(笑)
トロメア:受けは…5!通常成功だ、ダメージくれい!
GM :S190点、装甲値無視ダメージ!
トロメア:なんだそのダメージは。《憤怒》込みかよ!
GM :うん。HP減少147+武器攻撃力23+ダイス目20で、190(笑)。
トロメア:では、ゲオルグの斬撃が身体に食い込み、トロメアを袈裟懸けに斬り裂き、真っ二つにする。
トロメア:これで終った。周囲の大合唱も止み、大聖堂を静寂が包み込む。
ゲオルグ:「…終わりだ」
トロメア:静寂に包まれた大聖堂に、心臓の鼓動が響く。
トロメア:ドクン、ドクンと鼓動が響く。それにつれ、静寂を破るように静かに、だが少しずつ、ドン、ドンという足音が重なっていく。
友よ、おまえは空ろな敗残者
その手に勝利を掴もうとして、何もかもを失った
全身血に塗れて、全くたいした恥さらしさ
だが終らぬと!まだ終らぬと叫んでる!
ぶちやぶれ!
お前の体は死にはしない!
ぶちやぶれ!
お前の魂は、まだ負けちゃいない!
トロメア:∵不死∵使用。切り裂かれた体が次第に集まり、再び接合していく。
GM :では、ゲオルグはそれに気付かず、トロメアに背を向けて歩き出す。
トロメア:さながら亡者のようにゆっくりと立ち上がる。その瞳は今もなお、爛々と闘志に輝いている。
GM :その気配に気がつき、立ち止まる。
トロメア:「ゲオルグ。これが、最後だ。もう…終わりにしよう。お前が死ねば、エステルランドは滅びるかもしれん。だが俺は止まらない。この世の罪も罰も、俺が背負って連れていく」
ゲオルグ:「まだ、懲りないのか…無駄だ。何度立ち上がろうと貴様は俺には勝てない」
トロメア:「聞こえるか、ゲオルグ。さっきからずっと響く、この足音が。人々が打ち鳴らす足音が」
ゲオルグ:「この耳障りな音がどうかしたのか?」
トロメア:「これは証だ。彼等がここにいると、まだ歩けると、立ち止まりはしないという意思の証だ」
ゲオルグ:「ふん、くだらんな」
トロメア:「俺は死人だ。不死身の身体を持っただけの、ただの盗賊崩れだ。だが、俺にもこの音が聞こえる」
トロメア:「聞こえる限り、俺は止まらん。彼等の意思を背負っているから。聞こえる限り、俺は蘇る。彼等が諦めない、その意志が俺を突き動かすからだ!」
ゲオルグ:「ならば、その女の後を追わせてやろう。我が魔剣でな!お前の魂を――」
トロメア:「ぶちのめせ!お前の剣を砕いてやる。ぶちのめせ!お前の魂を――」
ゲオルグ&トロメア:「「砕いてやる!」」
トロメア:∵絶対攻撃∵使用。奇跡の鎖フルキフェル受領、エルス▼返却。
トロメア:■絶掌・明王 代償H2
#4D20〈格闘3〉《鉄拳》《間合い》《弱点看破》《徹し》《練気》
判定値14、CR4、ダメージ R2D10+12
トロメア:R25点。HP減ってないから、《憤怒》はなし。
GM :それを、喰らったら死ぬので∵無敵防御∵。拳を剣で貫き、止める。
トロメア:ターナの∵天真∵→∵無敵防御∵で打ち消し。
GM :では、このダメージを∵転移の印∵でトロメアに移す。これで、防御系奇跡・魔印は打ち止めだ。
ゲオルグ:「貴様との遊びも飽きた。鎖を開放させてもらうぞ!」
GM :トロメアの鎖に向って斬撃を繰り出す!
ターナ :(「ぶち…のめ、せ!」)
トロメア:ターナの声が、微かだが確かに合唱に加わる。
トロメア:エリノアの∵活性化∵ → ノエルの∵無敵防御∵
トロメア:帰ってきたダメージはこれで帳消し。
トロメア:そして斬撃を敢えて避けずに身体で受け、カーネイジを身体に食い込ませる。
トロメア:「…もう俺にも、蘇る為の聖痕の奇跡はない。これで決着だ」 静かな声で、そう告げる。
ゲオルグ:「なに!?」
トロメア:「…そう。お前の、負けだ」
トロメア:こちらの2ndアクション。
GM :こい!
トロメア:■絶掌・明王 代償H2
#4D20〈格闘3〉《鉄拳》《間合い》《弱点看破》《徹し》《練気》
判定値14、CR4、ダメージ R2D10+12
トロメア:2でクリティカル。
GM :5で普通成功。でも、そっちがクリットだから無意味。ダメージくれ(笑)
トロメア:R27点。
ゲオルグ:「ば…かな…この俺が…マケ……ル…ダト?ゴボ!」 口から血を吐き出し、その血からは泡が吹き出す。
トロメア:「負けるのさ。強い者も、優れた者も、誰も彼も…いつかは誰かが、乗り越えていく。この足音が、お前を乗り越えていく足音だ」
トロメア:ドン、ドンと響く足音は最高潮となって、王都を揺るがす。
ゲオルグ:「…いいや、まだだ、まだ終わ…れ…るか…カーネイジ!…俺に…今…ひとたびの力を」 剣を天に向ってかざす!
GM :すると、カーネイジはまるで生物のような生々しい触手を生やすと、あっという間にゲオルグの体を覆い尽くす!
トロメア:「ゲオルグ…剣に取り込まれたか!」
ゲオルグ:「おお!力だ!こ…の…ち…か…ら…さえ…あれば…おれは…か…ミ……ニ…ウリィィィーーーー!」
ゲオルグ→カーネイジ:「キシャーーー!!」
カーネイジ:「ヒモジイ…ヒモジイ…ヒモジイ」
GM :カーネイジは触手により、死んだ兵士の死体を食い漁り始める。
トロメア:「(チ…やべぇな。ゲオルグを倒したはいいが、もう力が残ってねぇぞ…!)」
ノエル :「トロメア…逃げてください」
トロメア:「ノエル、どうする気だ?」
ノエル :「私はもう、動けそうにありません。ですから、私をおいて逃げてください。体調が万全の貴方ならまだしも、今の貴方ではあの化け物に勝てる見込みはありません。動けない私でも、少しは時間を稼ぐことができるでしょう。ですから、今のうちに…早く」
トロメア:「嫌だね。ここに来て逃げるぐらいなら、最初から降りてる。諦めるのは、性に合わないんでな」 よろめく身体で、再度構えをとる。
ノエル :「お願い、トロメア。聞いて、ここで貴方が死んだら誰が一体あの化け物を倒せるというの?ううん、本当はそんなことはどうでも良い。人から罵られようともかまわない。私は、貴方に生きていてもらいたいの!」
トロメア:「駄目だ。それでも俺は、お前を見捨ててはいけん。お前がそう言うなら、俺だってそうだ。だから…俺は退かん」
ノエル :「(わかっていた…どんなに頼んでも貴方が引かないことは。あなたは、例え私ではなく、見も知らぬものであろうと消して見捨てることはできない人だと)」
GM :では、カーネイジがトロメアに向って突進してくる!そして、首筋に喰らい付いてくる。
相手の行動は、無造作で普段のトロメアならば、かわすのもたやすい。
だが、ゲオルグとの戦いで、力を使いすぎてかわすことができなかった。
ノエル :「トロメア!」
トロメア:「(クッ…!ここで終わりかよ!こんな所で…終われるかよ!)」
??? :「(…ゆ……よ。…ゆう………勇者よ。聞こえるか?我が名はイーヴァインファルツ。人は聖剣ペナンスとも呼ぶ」)
トロメア:「(ああ!?何だよ、今それどころじゃねぇんだよ、気が散るだろ!…って、何だと?ペナンスだと?)」
GM :最初は不明瞭な声だったが、徐々にしっかりと聞こえるようになる。
ペナンス:「(そうだ。聞け、トロメアよ。汝はいま、重大な岐路に立っている)」
トロメア:「(聞いてやるから、さっさと話せ!)」
ペナンス:「(例えお前が力ずくでカーネイジを倒すことができたとしても、それは一時的なものだ。倒すためには幾つかの方法があるが、今お前が選べることは一つだけだ。それは我が力を使うことだ)」
トロメア:「(選択肢がねぇんなら、やるしかねぇだろ。つべこべ言わずに、手を貸せっての)」
ペナンス:「(ただし、我が力を使うと言うことは、お前と言う存在が完全に消滅することを意味する。我が力を使うものは例外なく必ず死を迎える。いままで、私の力を使用した46人の勇者全て、一人の例外もなくな。かのアイルハルト王もその中の一人だ)」
トロメア:「(俺が不死身だとしても、か?)」
ペナンス:「(今までの勇者達は、輪廻の輪から外れたものはいなかった。だがトロメアよ。お前は違う。お前は輪廻の輪から外れたもの。そのものが死ぬと言うことは、お前の魂すらも消滅することを意味する)」
トロメア:「(ハ…何だそりゃ。てことは、ただ死ぬより高くつくってわけかよ。…ったく、悪い事はするもんじゃないぜ…)」
トロメア:「(こりゃ、みんなに怒られちまうなぁ。師匠も、オーレリアの奴も、『大見得切っておいてなんだ』、とか怒鳴りそうだし…)」
ペナンス:「(悪いが時間が無い。こうしている間にも、お前の命をカーネイジは吸い切ろうとしている。トロメアよ、決断するのだ)」
トロメア:「(ヨアキム、バークの爺さん、ターナ、エリノアも、『嘘つき』とか…言うだろうなぁ)」
トロメア:「(サハスたちにも、笑われちまわぁ。…だが、まぁ…)」
トロメア:倒れているノエルを見る。
トロメア:「(…死なせ、られねぇよなぁ。死んだら、泣いちまうぜ…)」
トロメア:「(…よう、バカ剣。いいぜ。使ってやる。これで最後の決着だ)」
トロメア:何かを吹っ切ったような表情になる。
トロメア:「(これでもう、ゲオルグもカーネイジも蘇らないなら…安いもんさ。さぁ、やろうぜ!)」
ペナンス:「(わかった。誇り高き勇者よ。汝こそ47人目の主なり)」
GM :では、トロメアの体にかつて無いほどの力が流れる!
カーネイジ:「コノ輝キハ…マサカ…ギギ!ソンナハズナイ……アイツハ憤怒ノ印ヲ封ジルタメニ、チカラヲツカエナイハズデハ…!」
トロメア:「…魔剣、カーネイジ。お前を破壊し…この絶望の連鎖を叩き切る!」
カーネイジ:「マサカ…憤怒ノ印ハ…!ナラバ…マダ、ペナンスノチカラハモドリキッテイナイハズ…イマナラ、破壊デキル!」
GM :カーネイジは再びトロメアに向って斬撃を繰り出す!
トロメア:「なぁ、ペナンス。お前、そうやって話ができるなら、最後に一つ頼まれてくれないか」
ペナンス:「(どのようなことだ?私にできることならば、引き受けよう)」
トロメア:「いつかどこかで、俺の知る奴に出会ったら…俺、嘘ついちまうからな。代わりに謝っておいてくれ」
トロメア:「それと…」 ノエルを見る。
トロメア:「あいつに、『お前なんぞ大っ嫌いだから、とっとと誰か捕まえて結婚しちまえ』って、言っといてくれ」
ペナンス:「(…わかった。確かに引き受けた)」
トロメア:「じゃあ…いこうか。これが最後の、一世一代の大勝負よ!」
ペナンス:「(承知!)」
トロメア:カーネイジと聖者の鎖、いやペナンスがぶつかり合い、大聖堂は激しい光に包まれる。
トロメア:そして、それが晴れたとき――そこにあるのは、ただ一本の剣。
トロメア:魔剣も罪人も、悪しき存在、罪深き存在などおらず、ただ大聖堂に相応しく清廉なる気を放つ剣が一本、空中に佇んでいるだけだった。
GM :シーンエンド。
トロメア:アクシス返却、デクストラ受領。
シーン9:シーンカード:アングルス
「…終ったか」
コンラッドは、静寂に包まれたなかで、一人ごちる。
全ての決着がついた大聖堂を、民衆たちが固唾を呑んで見守っている。
誰もが戦いの決着が気になり、しかし中に踏み込む事はできずにいる。
そのとき、大聖堂から無数の聖痕が天に飛び――真昼の空が、天を直視できぬほどの輝きに満たされる。
今まさに、天に星の一部が戻ったのだ。それは全てとはとても言えぬ、僅かな量だが…確実に、戻ったのだ。
「(…逝ったか。トロメア…)」
オーレリアも、コンラッドもまた沈痛な表情で大聖堂を見る。だがそれを微笑みで覆い隠し、民衆へ振り返る。
「決着はついた。…さぁ、歌おう!」
座長の一声により、再び鳴り響く足音。大合唱。
友よ、おまえは哀れな罪人
己の手を血で汚しながら、いつか平和を手にしようとして
顔に泥をつけて、全くたいした恥さらしさ
誰もが、おまえを愚かと笑うだろう
誰もが、おまえを咎人と責めるだろう
その身が血と罪で塗れて、それでも平和を手にしようとして
顔に泥をつけて、全くたいした恥さらしさ
誰もが、おまえの目指す場所へと、いつか歩んでくれるだろう
誰かが、おまえの目指す場所へと、いつか届いてくれるだろう
歌おう!
おまえの魂を揺さぶってやる!
歌おう!
おまえの魂を――
声は重なる。この世の果てまで、響かんと。
揺さぶってやる!
繋がれた聖人
了
――あれから50年後
女の子 :「ねぇねぇ、それでトロメアはどうなっちゃったの?」と、不安そうに女の子は尋ねる。
老婆 :「さあ、どうなったのだろうね?それは、お婆ちゃんにはわからない。でもね、お婆ちゃんはね。こう思っているんだよ」
女の子 :「聞かせて、聞かせて!」
老婆 :「トロメアは、マーテル様が苦しみに喘ぐ人々を救うために使わせた天の使者だったんじゃないのかとね」
女の子 :「天の使者?」
老婆 :「そうさ。だから、人々に災いをもたらすゲオルグを倒した後は、使命を果たして天に帰ったんじゃないかって、ね」
女の子 :「じゃあ、トロメアは死んだわけじゃないの?消えちゃったわけじゃないんだね?よかったー」
老婆 :「ふふ…さあ、そろそろご飯支度の時間だよ。お母さんを手伝ってあげなさい」
女の子 :「はーい!」女の子は台所へと走っていく
老婆 :「(こんな嘘をついて、あなたは怒るかしら?でも、これくらいは許してくださいね。あなたは、私や皆さんとの約束を破ったのですから)」
女性の声:「それじゃ、お皿を出してくれる?」
女の子 :「はーい!」
老婆 :「(でも、私も約束を破ったのだから、そんなことはいえないのかな?あなたは、私のことが大嫌っいだから、他の男と結婚しろといったけど…無理でした。ですから、私は養子をもらいました。男の子です。貴方みたいに向こう見ずで、いつも心配ばかりさせられましたが、今では結婚して孫の顔を見せてくれて、ようやく私を安心させてくれました)」
老婆 :「(トロメア…今世界は平和です。でも、この平和をもたらしたものが誰であるのか、人々は知らない。でも、これでよかったんですよね?)」
女性 :「お義母さん。ご飯ができましたよ」
老婆 :「はーい」(それじゃ、トロメア…また、ね)
Melody of Minstrel