灰は灰に…
GM :最初の鎖とシーンカードを。
トロメア:最初の鎖はレクス。
シーン1:シーンカード:アクア
とある砦の地下室…すえた臭いが辺りには立ち込めている。どことなく、陰惨な感じが漂うそんな場所にエリノアはいた。
いったい、あれからどれくらいの時間が流れたのか…トロメアを殺され自分は今こうして、憎い父親の敵の前で無様な醜態をさらしている。
せめてもの抵抗で王妃とゲオルグの密談の映像を記録したルビーの所在は、どんな拷問にかけられようとも口を割らなかった。
ゲオルグ:「余計な手間をかけさせてくれる。…しかし、これ以上時間をかけるわけにもいかぬ。ヒルダとの結婚式を行うために王家の儀式を受けねばならぬからな。あとは、お前に任せるぞ」 と後ろに控えている漆黒の鎧を身に纏った男に声をかける。
黒騎士 :「…」 黒騎士は無言で頷き、エリノアの前に立つ。
ゲオルグ:「この小娘の“体”はまだ使い道がある。壊すのは心だけにしておけ。そのあとどうすれば良いかは、わかっているな?では、まかせたぞ」と地下室から出て行く
エリノア:「…ふん、何をしようとも無駄だ。私はけして喋らない」
黒騎士は無言で兜を脱ぐ。すると、豊かな金髪の長髪が流れ落ちる。
男の顔は女富み間違えてしまうような美形である。だが、首の真横文字についている大きな傷がいくらかその美しさを損なわせている。
エリノアは、黒騎士の顔を見て驚愕する。余りの驚きに声にならないようだ。そして、数瞬後エリノアは喉の奥から声を絞り出すようにして、一言だけつぶやいた。
エリノア:「…!お、お兄様…」
シーン2:シーンカード:フルキフェル▼
GM :では、王都に向かう途中のこと。追っ手などをまくため、遠回りを余儀なくされろくに休みを取らずに進んできたが、馬も疲労困憊だがノエルもかなりまいってきているようだ。ノエルは、一言も弱音を漏らさないが側から見てもかなり無理しているのがわかる。
トロメア:「おい、ノエル。大丈夫か?そろそろ休んだ方が…」
ノエル :「…いいえ、私なら大丈夫です。王都まで後もう少しですから。このまま、一気に行きましょう…」と、微笑んで見せるがその微笑みは明らかに無理しているのがわかる
トロメア:「…いや、今日はここまでだ。急ぐのも当然の話だが、それ以前に王都に着いても疲労で動けない、では話にならんからな」 馬を止め、野営の準備を始める。
ノエル :「…すいません」
GM :では、野営に適当な場所を探していると水の流れる音が聞こえてくる。どうやら、近くに川があるようだ。
トロメア:「…川か。水を汲んでくる。ちょっと待っててくれ」
ノエル :「…はい」
GM :では、川に近づくと人の気配を感じる。複数の人間がいるようだ。
トロメア:見つからないように様子を窺う。
GM :兵士達が5人ほど囚人を運ぶ時に使う場所の周りに固まっている。どうやら、囚人を護送中のようだ。
トロメア:会話の内容は聞こえる?
GM :うん、聞こえるよ。
兵士1 :「もうすぐ、ゲオルグ様が王となられるな。そうなれば、ツェルコンの野郎を叩きのめしてくれるぜ!」
兵士2 :「ヒルダ様との結婚式と同時に戴冠式もおこうなうんだろう?前例は無いらしいが、王国が一つにまとまらなきゃ、ブレダを負かせることは難しいからな。フォーゲルヴァイデ家も認めたらしいぜ」
兵士3 :「3日後の戴冠式が楽しみだが…俺達は見れねぇな。なにせ、ベルガディッツ家のご息女様をカサンドラまでお運びしなきゃならねぇ」
兵士4 :「まったく、元貴族様でも平民の犯罪者とは別に扱われるんだからな。本当に貴族様はそんなに偉いのかね?」
兵士5 :「どうせ、処刑されるんだ。ここなら、人目もねぇ…なぁ、皆で楽しませてもらわねぇか?」 と下卑た笑みを浮かべる
GM :兵士達は頷きあうと、馬車の中から一人の女を連れ出してくる。連れ出された女は、みすぼらしい囚人服に身を包み腕や足などに痛々しい生傷があるのは当たり前で、顔の方にも青く腫上がったり、かさぶたなどが見える。
見る影もなくやつれてはいるが、その女はエリノアだとトロメアにはわかる。
トロメア:「そこまでだ」 茂みから出てくる。
兵士1 :「誰だ!」
兵士2 :「なんだ、こいつは?」
トロメア:「なに。通りすがりの悪党さ。ちょっとその女に興味があってね…こっちに寄越してもらおうか」
エリノア:「…この声は…まさか…」
トロメア:「寄越してくれれば、怪我はさせない。だが、断るなら…」
兵士3 :「ふざけた野郎だ!かまわねぇ。やっちまえ!」と兵士達は剣を抜いて、トロメアに襲い掛かる!
トロメア:「…怪我をする事になる」次のコマでは一蹴しているの図。
GM :うん。では、倒された(笑)
トロメア:「…エリノア、か…?」
エリノア:「…トロメアなのか?」 エリノアは明後日の方を見ながら恐る恐る問いかける。
トロメア:「ああ。俺は、ここだ。助けにいくのが随分遅れちまったが…俺はここにいるぞ」 手をとって、顔をこちらに向けさせる。
エリノア:「…ああ、本当にトロメアなのだな。よかった、本当に良かった。私などに関わった為にお前を死なせたと私は…」と、嗚咽で言葉が続かなくなる。
GM :エリノアの顔を見て気がつくが、エリノアの目は開いているが目に光は移されていない。
トロメア:「俺は不死身だ。…さ、野営の準備がしてある。こっちへ」 エリノアを伴って、ノエルの元へ。
GM :うぃ、それではここでシーンエンド。
トロメア:フルキフェル▼受領。
シーン2:シーンカード:マーテル▼
GM :あいかわらず、逆位置が多いね(笑) では、戻ってくるとノエルが火をおこしてそのそばで休んでいる
ノエル :「トロメア殿、遅かったので心配していま…エリノア殿!?」
トロメア:「ノエル。傷を見てやってくれ」
ノエル :「ええ、こちらへトロメア殿、少しの間後ろを向いていてください」と、エリノアを座らせる。
トロメア:「ああ、わかった」
GM :では、一通りの治療が終わってノエルからもうこっちを向いても良いですよ、というお許しが出た。
ノエル :「ところで、どうしてエリノア殿がここへ…?」と、トロメアに疑問を投げかける。
トロメア:「兵士たちに、カサンドラだかに護送される途中だったんだ。あとそういや、ゲオルグがヒルダ王女と結婚するだなんだ言ってたな…確か」
ノエル :「やはり…そうなりましたか…」
エリノア:「だが、今のままではゲオルグはヒルダ王女と結婚することはできない」
トロメア:「それはどういうことだ?」
エリノア:「ゲオルグにはフォーゲルヴァイデ家の血筋ではない。いくら、ヒルダ王女がその血を引いているとはいえ、王となる男にはその血は流れていない。そのため、ゲオルグはある儀式を受けなければならない」
エリノア:「フェルゲンから3里ほど離れたところに、湖がある。その湖は、建国王が生まれた地。そこで、酒の中に王の血をいれそれを飲み干すことによって王家の一員となるのだ」
トロメア:「奴が王になぞなれば、益々手がつけられなくなる。やるなら、その時か…」
ノエル :「そうですね。それで、ゲオルグはその儀式をいつ受けるのですか?」
エリノア:「すでに、その地に向かっているはずだ。その湖で丸一日体を清めてからでなければ、その儀式は受けられないからな。ヒルダ王女との結婚式までの日にちも差し迫っている」
ノエル :「では、我らも急いで向かいましょう。ですが、その前に…」と、エリノアの方を心配そうに見る。
トロメア:始末せねばならん、と?
GM :いや、ゲオルグを始末しに向かってもいいし、王都に向かってもいいよ。王都に向かう場合は、ノエルを説得してくれ。ノエルは、ルビーの存在を知らないからね
トロメア:そうか。ボケを真面目な返答でスルーされるのは、放置プレイとしては一級品だ…。
GM :え、ボケだったの?すまぬ(笑)
トロメア:今のギャグはね、「(エリノアを)始末せねばならん、と?」という意味で、エリノアを殺しますか?という意味の問いかけを暗に匂わせていたんだよ。…と、外したギャグの解説をするという特級品の自虐ネタをしてみる(笑)
GM :あ、やっぱりそうだったの?でも、違うかな〜と思って流しちゃった。てへ(笑)
トロメア:「エリノア。例のルビーは…」
エリノア:「すまない。ゲオルグに奪われ砕かれてしまった…・」
GM :知覚で判定してくれても良いよ
トロメア:知覚は19で失敗(知性9)。
GM :では、特に何も感じることは無かったね
トロメア:ここでノエルと別れるのはGM的にまずい?
GM :エリノアではなく、ノエルとかい?かまわないよ
トロメア:ノエルに、エリノアを連れて行かせる、ということ。王都にしろゲオルグを追うにしろ、敵地に乗り込むわけだし、エリノアを連れて行くわけにも一人でどこかへ行かせるわけにもいかんし。
GM :なるほど。願っても無い…もとい、論理的な判断だ。許可しましょう(笑)
トロメア:「…ノエル。一つ頼みがある」
ノエル :「…なんですか?」続く言葉が予想できたのか、続きを聞きたくなさそうな感じ
トロメア:「エリノアを連れて、レオポルド伯爵の元へ戻ってくれ」
ノエル :「…嫌ですと言いたいところですが、今のエリノア殿を一人にするわけにはいきませんからね。わかりました。ですが、トロメア殿。けして無理はしないでください。もしも、無理だと思ったら引いてください。あきらめなければ、チャンスはまたあるはずです」
トロメア:「ああ。約束する。俺は必ず、生きて帰るさ」
ノエル :「はい、約束しましたよ」
トロメア:死んだな、これで
GM :約束しちゃあなぁ(笑)
トロメア:「…エリノア」
GM :エリノアはどこかくらい表情で二人のやり取りを見ている。
エリノア:「なんだ?」
トロメア:「俺はレオポルド伯爵と、お前を無事に送り届けると約束した。だがその約束は、果たせなかった。俺はゲオルグに負けた。多分、不死身の体に慢心があったんだろう。そのせいで、お前を辛い目に合わせた」
エリノア:「…」
トロメア:「…俺は、お前に合わせる顔もない。償えというなら、何でもしよう。だが、今はゲオルグを止めなきゃならん。その後でなら、俺はお前の為に、何でもしよう。ルビーは砕かれたかもしれんが、俺にはまだ、この拳がある。これでゲオルグの野望を、砕いてくる。だからそれまで、待っててくれ」
エリノア:「…やめろ。そんな話は聞きたくない」と、辛そうに顔を背ける
トロメア:「エリノア…」
エリノア:「それにだ。私がこうなったのは、お前のせいなんかではないのだ。だから、謝らないでくれ…」
トロメア:「…なら、俺はもう謝らん。だから次会うときは、お互い笑顔でいよう。…それじゃ頼んだぜ、ノエル」
ノエル :「わかりました。ご武運を…」
GM :エリノアは無言で頷く。
トロメア:エリノアに儀式の場所を聞いて、一人で向かおう。
GM :では、シーンエンド。