闇の鎖

 

GM  :最初の鎖とシーンカードを。

トロメア:最初の鎖はマーテル。

 

 

シーン1:シーンカード:レクス

GM  :では、ノエルとともに王都へと急いでいるところだ。そろそろ、2頭目の馬がへばってきたので、近くの街で馬を乗り換えようとしていたところだ。近くで、レオポルド伯爵の旗とエステルランド神聖騎士団の旗が立っている。

トロメア:「あの旗は?」

ノエル :「あれは、レオポルド伯爵の旗と…・神聖騎士団の旗が立っているようですね」

ノエル :「たぶん、もともと私とレオポルド伯爵がブレダ軍を食い止めるように、命令が下っていましたから、神聖騎士団の指揮もレオポルド伯爵が兼任しているようですね」

ノエル :「急いで、この街を出ましょう。私は、命令を無視して出てきた身です。レオポルド伯爵は、私の姿を見れば捕らえなければなりません」

トロメア:「…おい、今なんていった?命令無視だと?」

GM  :ノエルは、一瞬しまったという顔になるが、すぐに気を取り直して表情を戻す。

ノエル :「詳しいことは後で説明します。今は一刻も早く、王都へ向かいましょう」

トロメア:「ノエル、お前…いや、何でもない。急ごうか」

トロメア:「(こいつの話が本当なら、ターナが俺の事をこいつに知らせたから…言ってみれば、俺のせいかよ。クソ、何てみっともねぇ…)」

GM  :では、ノエルが馬にまたがろうとした、その時!ノエルに向かって矢が飛んでくる!

ノエルは馬にまたがろうとしている、まさにその瞬間なので、反応できない!

トロメア:「っ!危ない!」

トロメア:庇うか。アンタ、こう言っちゃなんだが、そのパターン好きだな(笑)

GM  :うん(笑) では、トロメアは矢を叩き落とすことには成功するが、かすり傷を負う。

ノエル :「トロメア、大丈夫ですか!」

トロメア:「ああ、大した事はない、かすり傷だ。それよりお前は大丈夫か?」

ノエル :「私は大丈夫です。それよりも、その傷。あの屋には毒が塗ってあったようですね。…ちょっと我慢してください」

GM  :トロメアの血がどす黒くにごっているのを見て、傷口に唇を当てて血を吸い出す。

トロメア:且つフィニスの俺に毒は訊かぬ。

GM  :いや、甘いな…(笑)

ノエル :「これで、応急処置はできました。後は、どこかで薬を…」

ロルフ :「クックック、お久しぶりです。ノエル団長…いや、元団長といった方がいいかな?」

トロメア:「お前は…ロルフ!」

ロルフ :「おお、光栄ですね。私の名前なんかを覚えていただいていたとは…トロメア殿」

ノエル :「…ロルフ、あなたは死んだはずでは…」

ロルフ :「私が死んだ?確かに、一度は死にましたね。ですが、私は今ここでこうして生きています。いや、生きているというのは正確ではないかもしれませんが…」

ノエル :「…どういうことです」

トロメア:季節は夏!そしてネタはホラー!まぁ風物詩だから仕方ないよ、死人が生き返るのも(笑)

GM  :そうそう。って、おい!

ロルフ :「そんなことは、どうでも言いのですよ。これから、死にいくあなた達にはね。ここで、死んだ方があなたの為ですよ。元神聖騎士団団長ノエル。いや、反逆者、ノエルといったほうが良いかな?ぎゃははは!」

トロメア:どうでもいいとは、自ら風物詩だと認めたか。稲○淳二を呼んでこよう(笑)

トロメア:「死人が蘇るとは、な。ゲオルグと関係あるのか?」

ロルフ :「知りたければ、俺を殺してみせな!もっとも、俺はもう、“死ねない”がね!」

トロメア:「…世迷言を!」 駆け寄って殴るぞー。

GM  :再生怪人なので、激しく弱くなっています(笑)演出で処理するか。

トロメア:おう。

GM  :では、その一撃をもろに受けて、ロルフの首があらぬ方向に曲がる。こんな曲がり方をすれば、普通は死ぬが…。

ロルフ :「クックック、残念だったな。俺には痛みというものがねぇんだよ!つまり、俺はお前と同じ不死身になったってわけだ。いや、お前はもう、不死身ではなくなったから、俺のほうが有利か」

トロメア:「不死身でない、だと?何のことだ」

ロルフ :「クックック、俺がさっきはなった矢には毒が塗ってあると思っただろう?まあ、普通の人間にも確かに毒ではあるんだが、それはお前用にゲオルグ様が調合したものでね…もうそろそろだな」

GM  :そういうと、トロメアの体から突然血しぶきが上がる!トロメアが不死身になってから、受けたあらゆる傷口が開き始める!

ノエル :「トロメア!」

トロメア:「な…何だ、これは…!」

ロルフ :「これは、人の魂を堕落させる薬。つまり、闇の鎖に捕らわれやすくさせる薬さ。ゲオルグ様が言うには、お前の鎖は闇の鎖と同質なようなもので、闇への誘惑に流されると、その鎖の色は闇の色へと変化していく。鏡で見てみろよ、今のお前の表情をよ。ただの悪党だった頃のお前の顔がそこにあるはずだぜ!」

GM  :トロメアの頭の中に、もう一つの自分の声がこだまする。

トロメア:「何、だと…貴様…!」

影   :「そうだ、そんなわけの判らないことを聞く必要なんかねぇ。死なないというんなら、動けねぇように奴の四肢をちぎっちまえば良いんだ」

GM  :頭の中に現われるのは、トロメアと全く同じ姿をした男だ。いや、トロメア本人といった方がいいだろう。但しその表情は邪悪に歪んでいるが。

影   :「そして、その後は、ノエルを抱いてやろう。あいつは俺のために命令を無視してきたんだ。つまりは、俺に惚れている。惚れているんなら、ノエルの体は俺のもんだ。…さあ、早いところ奴をつぶして、この体の血を止めねぇとな。こんな血まみれのままじゃ、ノエルの破爪の血か、俺の血かわかりゃしねぇ。けけけけ」

トロメア:「ふざ、けるな…お前は、俺じゃない。俺は、そんな事は考えてはいない…!」

影   :「いいや、それは嘘だな。俺はお前だ。俺はお前の欲望そのものだ。今更、偽善者ぶるなよ。お前が、女を無理やり抱くくらい盗賊時代にいくらでもしてきたことだろうが。まあ、確かにお前が頭になってからは、自らそれをやめて子分どもにも禁じはしたがな。それだって、本当はわかっていたんだろう?それが、ただの偽善であるってことはよ」

トロメア:「…いいかげんに、しろ!例え偽善でも、もう過ちを繰り返す気はない!」 影を振り払う。

影   :「けけけ、今は消えといてやるよ。今は、な」 

GM  :頭の中にいたもう一人の自分が、どこかへと引っ込んでいくのがわかる。すると、トロメアの体が再び傷をふさぎ始める。

ロルフ :「ほう、持ちこたえたか。そうこなくてはな。これで終わっていたら、俺の怒りのやり場がなくなってしまっていたからな。だから、褒めてやるよ。良く耐えたとな」 と、至近距離からアームボウでゼロ距離射撃!

トロメア:「クッ、貴様!」 矢が肩に刺さりながら、反撃で拳を鳩尾に入れる。

GM  :ロルフの体は九の字に曲がるが…。

ロルフ :「いったろう?俺も不死身になったと!」 とアームボウをつけたまま殴り返す!

トロメア:「クソ、切りがねぇ…ノエル、ここは退くぞ!」 尻尾巻いて逃げるの図。

ノエル :「そうですね!ここは、退くべきです!」

ロルフ :「ちっ、逃げやがった…まあいい。そろそろ活動限界の時間だ。その命、次に会う時まで、預けておくぞ。トロメア」

トロメア:ノエルを庇いつつ、馬を限界まで走らせて逃げる。

GM  :シーンエンド。

トロメア:レクス受領。

GM  :しかし、長い導入だった(笑)

 

シーン2:シーンカード:イグニス

GM  :では、馬で逃げている間に、トロメアはまた自分の体から、血が滲み出し激しい痛みに襲われる。

トロメア:「…クッ…こりゃ、参ったね。相手がいるなら、倒せばいいが、こればっかりは、どうにも…」 痛みを堪えて、先を急ぐ。

ノエル :「また傷口が開いたんですね…すいません、私を庇ったために…」

トロメア:「いや。あいつの狙いは、最初から俺だったのだろう。直接狙えばかわすと踏んでの事だ。…もしあんたがここにいなくても、俺が人とすれ違ったときにでも仕掛けてきていたさ」

ノエル :「ですが…」

トロメア:「気にするな。それより先を急ごう。もうそろそろ、馬も倒れてしまうからな」

ノエル :「いいえ、ここは休みましょう。次の街までまだ距離があります。ここで馬をつぶしてしまうわけには行きません。それに、あなたも少し休まなければ、馬よりも先にあなたが倒れてしまいます」

トロメア:「…そうか。すまんな」

ノエル :「それは、私の台詞ですよ。では、休む場所を探しましょう。以前、この近くで訓練した時に洞窟で野営したことがあります。そこへ行きましょう」

GM  :と、話していると雨が突然降り始める。

ノエル :「雨が降ってきましたね。少し、急ぎますから、しっかり掴まっていてください」

トロメア:いいタイミングだ(笑)

GM  :そうだろう(笑)

トロメア:「すまん」 掴まろう。

GM  :では、場所が洞窟に移るのでシーンを変えよう。

トロメア:イグニス受領。

 

シーン3:シーンカード:ディアボルス▼

GM  :では、洞窟だ。以前、野営した時の食糧や、枯れ枝などが残っている。ノエルはトロメアに休んでいてくださいというと、てきぱきと日をおこし、食事の支度も始める。

ノエル :「これでよし。さあ、ご飯もできましたが…とりあえず、その濡れた服を着替えた方がいいですね。血は止まったようですから、服を脱いで毛布に包まっていてください。私が服を洗ってきますから」

トロメア:「い、いや、ちょっと待ってくれ。何もそこまでせんでも…」

影   :「ひゅー、彼女はその気だとよ。トロメア、ここで行かなきゃ男じゃねぇだろう?さあ…」

ノエル :「遠慮しないでください。私はこういうことは幼い時からしてきましたので、得意なんですよ」 と、無邪気に微笑む。

トロメア:「いや、いい…このままでいい。だから…暫く、一人にしてくれ」

影   :「おいおい、お前には玉がついていないのか?その竿は飾りか?お前が、やらないんなら俺がやらせてもらうぜ」

GM  :自我で抵抗してくれ。

トロメア:6で成功。

影   :「ちっ、強情な野郎だぜ」

トロメア:「…黙れ」

トロメア:いやー今さ、「君はこういうシチュエーションで、自我で判定しろとか言わないから、まだ良心的なGMだよな」って言おうと思ってたんだが…(笑)

GM  :いや、特技も組み合わせても言いよ、と入れようとしていたんだ。

トロメア:成功率下がるだけだっつーの(笑)

GM  :そうだっけ?《獅子心》って判定のダイスに1Dプラスでなかったっけ?

トロメア:クリティカル上昇だよ。判定値は下がるから…成功率は下がる。魔法抵抗以外じゃ意味はないんだ。

GM  :しまった、そうだったのか。4Dも振れば絶対成功するだろうと思って振らせてしまっていたよ。スマン。

トロメア:まぁ結果オーライだ。失敗してたら18禁リプレイになるところだったがな!(笑)

ノエル :「どうしたんですか?また、具合でも悪くなったんですか?」 と、トロメアのおでこに自分のおでこを重ねる。

トロメア:「…!よせ、離れろ!」 と、突き飛ばす。

GM  :ノエルは、びっくりして、そして、少し傷ついた表情になるが。すぐに、少しばかり不自然な微笑みを浮かべる。

ノエル :「ご、ごめんなさい。いきなり、びっくりしちゃいましたよね」

トロメア:「い、いや…俺のほうこそすまん。まだ…妙な白昼夢のような物が見えてな」

ノエル :「白昼夢…ですか?一体どんな…?」

トロメア:「………あの矢にやられてから、な。もう一人の俺が、囁くんだ。昔のように、欲望のままに生きろ、と…」

ノエル :「ロルフが言っていたのは、そういうことだったのですか…」

トロメア:「ああ。今はまだ抑えられているが…下手すると、いつか抑えがきかなくなるかもしれん。だから…ノエル、お前は先に王都へ行ってくれ」

ノエル :「でも、トロメアならきっと大丈夫です。今のあなたは一人ではありません。あなたにはターナや、今までの旅で出会った人々がいます。そして、大したことはできませんが、私も…います」

トロメア:「しかしだな…!」

ノエル :「あなたは、自分を信じてくれた人たちを裏切るのですか?己自身の心にも勝てないで、倒せるような相手なのですか、あのゲオルグ・シュローダーは?私には、そうは思えません」

トロメア:「俺がどうにかなったとき、真っ先に危険なのはノエル、お前なんだぞ!」

ノエル :「私の身ならば、すでに神に捧げた身です。どのような目にあおうとも、私は自分の誇りを失ったりはしません。どのようなことが私のみに起ころうとも、私が紙の忠実な僕である事は変わりはありません。それに、私は信じていますから…」

GM  :ノエルは澄んだ瞳で、まっすぐにトロメアを見つめる

トロメア:「何を信じるって言うんだ?神様を信じているから私は大丈夫だとでも言うつもりか!」

ノエル :「神ではなく、私はあなたを信じたんです」 首を振って、そう応える。

トロメア:「…やはりお前は、馬鹿だぜ…」 

ノエル :「そうですか?そうかもしれませんね」 と、微笑む。

トロメア:「ああ。お前は、大馬鹿さ…」 そう言って、ふと意識を失う。

GM  :では、シーンエンド。

トロメア:ディアボルス▼受領。





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