古城

 

「「「「あなたが、死ねばいいのよ」」」」

 

GM      :最初の鎖と、シーンカードを引いてくれ。

クラトス    :最初の鎖は、レクス。

 

シーン1 シーンカード:ファンタスマ▼

GM      :前回、クルツを倒し、金銀の少女がその鮮血を以って、虐殺された村人を復活させた直後だ。

GM      :君は昏睡状態に陥った二人を連れて、とりあえず村長の家に戻ってきた。

GM      :家に戻った時点で君も重傷を負っていたため、君もまた昏睡し、気を失う。

GM      :そこから目を覚ました、ちょうど戦いの翌朝だと思ってくれ。

クラトス    :了解。

GM      :ドアが軽くノックされる。

GM/村長   :「クラトスさん。起きられましたか?」

クラトス    :「あ、はい。どうやら、ご迷惑をおかけしたようで…」

GM      :「いえいえ。それより、朝食ができておりますので、どうぞお召しになってください」

GM      :そういうと、村長は階下に降りていく。

クラトス    :「ありがとうございます」 と、頭を下げてついていこう

GM      :食卓は掃除されているが、今もはっきりと大きな血の染みが残っている。その上に料理が並べられている。

GM/村長   :「すみません、掃除はしたのですが、まだ染みが抜けぬもので……」

クラトス    :「いえ、お気遣いなく。ところで、金髪の髪の少女と銀髪の髪の少女は…?」

GM/村長   :「彼女等ならば、まだ眠っているようで。……暫くはそっとしておくより、他にないようですな」

GM/村長   :「しかし……私も妻も、確かに死んだと、そう思っておりました」

GM/村長   :「夢かとも思いましたが、目覚めると血痕もありますし、一体どうしたものなのか……?」

GM      :村長も不思議そうに首を捻っている。

クラトス    :「(二人の少女のおかげとは、やっぱり話さないほうが良いだろうな…)」

GM      :「クルツ殿も、あのような方だったとは。クラトス殿、クルツ殿はあの後どうなさったのですかな?」

クラトス    :「クルツは私が殺しました。まさか、彼があのようなことをするとは夢にも思っていませんでした」

GM/村長   :「彼は優しげな風貌でしたしな。我々も部外者としての警戒はしても、ああいう男だったとは」

クラトス    :「皆さんには、なんと言ってお詫びのしようもありません。本当に申し訳ない」と深く頭を下げる。

GM/村長   :「いえ……!あの非道の輩を倒して頂いたなら、村としても幸いです」

GM/村長   :「夜通し確認したところ、昨晩は村のほぼ全員が殺されたようでしたが、ほとんどは蘇っておりました」

GM/村長   :「蘇る、という表現が適切かは、わかりませんが……これもきっと、姫様方のご加護があったのでしょう」

クラトス    :「その姫様についてなんですが、もう一度詳しく話してはいただけないでしょうか?」

GM/村長   :「姫について、ですか。わかりました。いい機会です、お話しましょう」

 

姫とは、この村の伝説に伝わる美しい少女たちを指すのだという。

姫たちは、様々な奇跡を起こした。魔物を退け、外敵を打ち払い――。

村に流行り病が流行った時も、彼女等はその血を村人に飲ませる事で、その病をたちどころに癒したという。

以来、村では姫を神の如く崇めるようになった。

だが、その「血を飲ませる」という伝承は、下手をすれば教会にとって異端と判断されかねない。

それゆえに村では姫についての伝承をひた隠しにしてきた。

森の奥の城に姫たちは今も眠っている。そう伝承されている。

だが、現在ではそれは単なる御伽噺であり、本気で信じている者は村でも少ない。

せいぜいが子供たちと、この伝承の真実を代々伝えられてきた村長の一家だけだという。

 

GM/村長   :「クラトス様がお連れになった少女たちを見た時は、伝説の姫様がたが降臨なされたのかと驚きましたよ」

GM      :はっはっは、と豪快に笑う。

クラトス    :「その伝説のお姫様は、二人いるんですか?」

GM/村長   :「はぁ、2人姉妹だったとか、3姉妹だったとか。伝説の話ですし、詳しい所は私もわからないのですが」

クラトス    :「そうですか、そのお姫様には何か特徴は無いのですか?例えば犬歯が長いだとか」

GM/村長   :「犬歯が?……さぁ。私もそこまでは……」

クラトス    :「そうですか、長話をさせてしまってすいません。ありがとうございました」

GM/村長   :「いえ。それより、クラトス殿はこれからどうなさるのですか?ご実家の方へ戻られるのですか?」

クラトス    :「(城を調べてから、帰るべきだな。私の勘がそう告げている。だが、村人を刺激するのはまずい…)」

クラトス    :「いえ、急いで今回の件を父上に報告せねばなりませんので、食事をいただいた後にお暇させてもらいます」

GM/村長   :「そうですか。お世話になりました、クラトス殿」

クラトス    :「いえ、こちらこそ。今まで、お世話になりました」

GM/村長   :「では、あの少女たちはどう為されるのですか?村の者ではないようでしたが」

クラトス    :「目覚めたら、今後の事を相談してみます。出来るだけ望みに添えるようにしてあげたいと考えています」

GM/村長   :「そうですか。わかりました。この家は、好きに使っていただいて構いませんので」

クラトス    :「ありがとうございます」

GM      :何もなければシーン終了で。

クラトス    :ファンタスマ▼受領。

 

 

シーン2 シーンカード:フィニス▼

GM      :では、これからどうする?

クラトス    :まだ少女達は目覚めない?

GM      :「まだ」がいつまでを指すのかはわからないが、少なくともその日のうちは目覚める様子がない。

クラトス    :帰るふりして城には行けないな……。じゃあ散歩だと言って、人目につかないよう城に出かけるかな。

GM      :一人で行くって事で?

クラトス    :うん。

GM      :では、森を分け行って歩く。希望で3回判定してくれ。

クラトス/ダイス:3d20=14(7,4,3)

クラトス    :希望は12だから、全部成功!

GM      :山の中を、半日近く歩いていくと、古びた古城に辿り着く。

クラトス    :では、城の中に入ろう。

GM      :門は固く閉ざされている。

クラトス    :では、どこか他には入れそうな場所がないか探してみるかな。

GM      :入口を発見できたか、知覚で判定。

クラトス/ダイス:2d20=24(12,12)

クラトス    :ふふ、失敗。また、12かよ!(笑)

GM      :では入口は見つからない。

クラトス    :困ったな。ここまで来たけど入れずじまいか。仕方ない、出直すか。

クラトス    :「これだけの年月がたつというのに、なんという頑丈な城なんだ…」と、感心する(笑)

GM      :森の、君が来た方からガサリと茂みが揺れる音がして、一人の男が出てくる。

GM/狩人   :「そこで何をしているんだ?」

GM      :若い男の狩人だ。長身で、引き締まった体躯に弓を手に持っている。

クラトス    :「古いが立派なお城が見えたもんでね。見に来たのさ」

GM/狩人   :「随分と命知らずだな。村の者ではあるまい?この辺は森の奥深くだ。一度迷えば、二度と出てはこれんぞ」

GM      :脅しでも何でもなく、希望判定に失敗すると、結構洒落になっていませんでした。

クラトス    :迷いの森だという話しは一度も聞いていなかったからな。かなり無謀な行為だったらしい(笑)

GM      :俺のイメージでは森=山だったから。素人が山に入っていくと、結構やばい。
         何百年も放置されているから、道もないしね。

GM/狩人   :「それに、もう何百年も放置されている城だそうだ。中に入っても、何もあるまいよ」

GM      :そう言うと、狩人は城を見上げる。

GM/狩人   :「……最も、この辺を狩り場にしている俺も、中に入る方法など知らんが」

クラトス    :「それは、知らなかった……」

GM/狩人   :「それで?村に帰るなら案内するが」

クラトス    :「ありがとう、お願いするよ。そうだ、まだ名乗っていなかった。私はクラトス・ランフォード。あなたは?」

GM/カスパー :「俺はカスパーという。さぁ、ついてくるといい。急がねば、途中で日が暮れる」

クラトス    :「ああ、急ごう」 後についていく。

GM      :知覚判定をしてくれ。

クラトス/ダイス:2d20=13(8,5)

クラトス    :成功!

GM      :では、打ち捨てられているはずの古城の方から、一瞬だが視線を感じた気がした。

クラトス    :「むっ!(気のせいか…いや、確かに視線を感じた)」

クラトス    :一瞬足を止めるが、そのまま歩いていこう。

GM      :シーン終了。

クラトス    :フィニス▼受領。

 

 

シーン3 シーンカード:クレアータ▼

GM      :村に戻ると、既に夕暮れ時。

GM      :カスパーは村の入口まで案内すると、自分の家は森の近くだと言って、引き返していった。

GM      :そして村長の家に戻る。

GM/村長   :「おお、クラトス殿!お戻りになられましたか!」

クラトス    :「ああ、ただいま帰りました」

GM/村長   :「クラトス殿のお連れしてきたお二人が、その……大変なのです」

GM      :村長はうろたえているのか、落ち着かない様子だ。

クラトス    :「二人が?いったい、どうしました?落ち着いて話してください」

GM/村長   :「先程から、急に具合が悪くなったのか、うなされておりまして……!」

クラトス    :それを聞いて、急いで二人が眠る部屋に向う。二人の様子は?

GM      :金銀の少女は、それぞれうなされているようだ。村長の妻が額に浮く汗を拭き取っている。

クラトス    :「原因は何かわかりませんか?」

GM/村長の妻 :「いえ、それがさっぱり……。時間と共に、徐々に苦しみだしまして」

クラトス    :「(やはり村人達を復活させたのは、この娘達にもかなりの負担をがあるのか?無理もないか……)」

GM/金髪の少女:「……クッ……うぅ……」

クラトス    :「(このまま放って置いたのでは、多分彼女達は持たない。どうすれば、彼女達を救えるんだ?)」

GM      :金髪の少女が、微かに目を開ける。

クラトス    :「あっ!大丈夫かい?具合は!?」

GM      :金髪の少女は口を開こうとして、村長たちを見て再び口を噤む。

クラトス    :「……すいません。少し、席を外して頂いてもよろしいでしょうか?」 と、村長たちに申し訳なさそうに。

GM/村長   :「は、はぁ。わかりました」

GM      :村長たちは席を外す。

クラトス    :「これでいいかい?」

GM/金髪の少女:「……本当に愚図ね。さっさと城へ連れていきなさいと、あの子が言ったのに」

GM      :話す声にも、張りがない。

クラトス    :「しかし、君達は具合が……」

GM/金髪の少女:「……ここにいる限り、いえ、あの城から離れている限り、私たちは、どんどん衰弱していくわ」

クラトス    :「それは、一体どういうことだい?やはり、君達はまさかこの村の伝説に伝わる姫なのか?」

GM/金髪の少女:「…………人が、私達をどう言うか、なんて、知ら、ないわ……」

クラトス    :「……そうか、わかった。詳しい話は後だ。君達を城に連れて行けば、本当に元気になるんだな?」

GM/金髪の少女:「……」

GM      :言葉を話す元気もなくなったのか、微かに頷く。

クラトス    :「よし。それじゃあ、いくぞ」 二人を抱え上げる。

GM      :二人は返事もなく、眠りについている。

クラトス    :「村長、このままじゃあ彼女達の命が危ない。私が医者のところまで運びます」

クラトス    :カスパーのところに向おう

GM      :では、シーン終了。

クラトス    :フィニス▼を返却。クレアータ▼を受領

 

 

シーン4 シーンカード:イグニス▼

GM      :カスパーと別れた場所へ向かっていると、その途中でカスパーに出会う。

クラトス    :「カスパーさん。こんな時間に申し訳ないが、あの城にもう一度案内して頂けないでしょうか?」

GM/カスパー :「どうしたんだ?そんなに急いで……それに、その子等は?」

クラトス    :「すいませんが、いまは訳を話している余裕が無いんです。お願いします!」

GM/カスパー :「こんな夜更けに、か。……どうも理由有りらしいな」

GM/カスパー :「一見して人攫いにしか見えんが、さりとてその子等もこの村の者ではないようだし……」

GM      :カスパーは少し考え込む。

GM/カスパー :「わかった。付いてくるといい」

クラトス    :「ありがとう」 ついていきます。

GM      :カスパーの案内で、城の目の前まで着く。

GM/カスパー :「何だかわからんが、気をつけてな」

GM      :カスパーは、城の目の前まで案内すると、帰っていく。

クラトス    :「本当にありがとう。このお礼は必ず」

GM/銀髪の少女:「……ん……ぅう……」

GM      :銀髪の少女は気が付いたのか、かすかに呻く。

クラトス    :「さて、ついたのは良いが問題はどうはいるかだな……」

GM/銀髪の少女:「……あれ、お兄ちゃん。ちゃんと、お城に連れてきてくれたんだね……」

クラトス    :「気がついたのか……良かった。ところで、この城はどこから入れるんだい?」

GM/銀髪の少女:「……お城の門まで、連れていって?……そうすれば、開けてくれるから……」

クラトス    :「わかった」 では、門まで移動しましょう。

GM      :すると、門が淡い光を放ったかと思うと、聖痕の共振が起きる。束縛の処理をしてくれ。

 

※束縛

聖痕の奇跡が使用されたとき、束縛が発生する事は前回説明した。

奇跡が使用されるのは、何も戦闘中だけではない。

今回はやや特殊な事例だが、戦闘前のシナリオ序盤で奇跡が使用されたため、クラトスに束縛の処理が発生する。

 

クラトス    :束縛かい?

GM      :ああ。開門の瞬間、聖痕が使用されたためだ。(どの聖痕が、とも幾つの、とも言わんがな……)。

クラトス/ダイス:2d20=8(2,6)= 8

クラトス    :現在DPは5。

GM      :では、門が音一つ立てずにゆっくりと開く。

クラトス    :「今のは……聖痕の光?」

GM/銀髪の少女:「これで、だいじょーぶ……中に入れば、ちょっとずつ、元気になるから……」

GM      :銀髪の少女は、そう言うとまた目を閉じる。

クラトス    :「そうか、よかった……」

 

クラトス    :では、中に入っていこう。

GM      :門を潜ると、門は再び閉まる。閉まりきった途端、再び聖痕が使用されたのがわかる。

GM      :具体的には、∵封印∵の拡大解釈だがな。

クラトス    :なるほど。とりあえず、二人を休ませられる部屋を探そう。

GM      :城門をくぐると、中に入る前に、ドシン、ドシンという巨大な何かが歩いてくる足音が聞こえてくる。

クラトス    :丁寧に、二人を下ろす。

GM      :目の前に現れたのは、鋼鉄でできた巨人だ。その背後には、隙のない着こなしをした執事が控えている。

GM/巨人   :「ガ、ガ……クリス、オカエ、リ……。コ、コノ人間、殺ス、ノカ?」

GM/執事   :「お待ちなさい。下郎が姫様がたを人質にとらないとは、限りませんからね」

GM      :口元に嘲笑を浮かべた執事が、その後を続ける。

GM/執事   :「ようこそお客人。姫様がたをお連れ頂き、誠に感謝しております」

クラトス    :「私の名はクラトス。あなた方と彼女達の関係は?」

GM/アルベリック:「私、この城で執事を務めさせていただいております、アルベリックと申します」

クラトス    :悪意を向けてきているのが丸わかりだから、警戒するよ。

GM/ユミル  :「オ、オレハ、ユミル。クリス、守ル。オマエフタリ虐メル、ソレ、殺ス」

GM/銀髪の少女:「……ただいま、ユミル。お兄ちゃんと、喧嘩しちゃ駄目よ?」

GM      :銀髪の少女が再び目を開け、巨人に声をかける。すると巨人は警戒を解き、銀髪の少女に近づく。

クラトス    :「あなた方の態度は、客人を迎える態度ではないな」

GM/アルベリック:「おや、これは失礼」

クラトス    :「私は、二人がこの城に連れてきて欲しいというから、ここまで来ただけだ。用が済めば帰るよ」

GM/ユミル  :「ガ、ガ……オレ、ルスバンガンバッタ。クリス、ナニカワカラナイケドガンバッタ」

GM/アルベリック:「そうはいきませんな。この城の中に入って、そのままお帰り頂くわけには参りませんので」

クラトス    :「ほう、それはまたなぜ?」

GM/金髪の少女:「……おやめなさい、アルベリック。この人は、私たちの客人。丁重に、おもてなししなさい……」

GM      :金髪の少女が苦しげな声でそう言うと、アルベリックは君の言葉を無視して優雅に礼をする。

GM/アルベリック:「お客人、どうぞこちらへ。すぐに晩餐の準備をいたしましょう」

クラトス    :「具合がまだ悪いんだろう?無理するな」

GM/アルベリック:「ユミル。姫様がたを寝所にお運びしなさい」

GM/ユミル  :「ガ、ガ……ワカッタ。クリス、エレナ、ユックリヤスム」

GM      :巨人は二人を抱えて、城の奥へと歩いていく。

クラトス    :では、付いて行こう

GM/金髪の少女:「……大丈夫よ。時間はかかるけど、じきによくなるわ。……一応、礼は言っておくわね」

GM/アルベリック:「お客人の部屋は、別に用意してあります。それとも、ご婦人の寝所にご興味がおありで?」

GM      :露骨に嘲笑を露わにして、皮肉気に笑う。

クラトス    :「……わかった」 アルベリックについて行こう。

GM      :君は城の中の――外観からは想像できないほど清潔で豪華な、君の実家と同等以上の部屋に通される。

クラトス    :「(豪奢なつくりだ。外からでは想像がつかないくらいに……)」

GM/アルベリック:「暫しお待ちを。晩餐の準備ができ次第お呼び致します。……犬の餌程度にはご満足頂けると思いますよ」

GM      :そう言って、アルベリックは退室する。

クラトス    :「なるほど、その程度の料理しかつくれないと言うことか。家中の者達に恵まれず、彼女達も不憫だな」

GM      :アルベリックはその言葉に、優雅に一礼して部屋を去る。

GM      :何もなければシーン終了。

クラトス    :イグニス▼受領。ファンタスマ返却。

 

 

シーン5 シーンカード:ルナ

GM      :晩餐の準備ができたとして、城の食堂へ通される。

GM      :貴族がよく使う、君の実家にもあった長い机の上座に、金銀の少女が座る。君はその真向かいだ。

GM      :アルベリックとユミルはその脇に控えている。

GM      :金銀の少女は、まだ少し具合が悪いようだが、ある程度は回復しているようだ。

クラトス    :「よかった、だいぶ良くなったんだね。村にいた時とは、別人だと思えるほどだよ」

GM/金髪の少女:「――ふん。さっさと連れてくれば、もう少しはましな顔になっていたのにね」

クラトス    :「それについては、すまなかった。弁解の余地がない」

GM/銀髪の少女:「まぁまぁ、いいじゃないお姉ちゃん。せっかくお兄ちゃんが連れてきてくれたんだしさ」

GM/金髪の少女:「(嘆息)、貴方に感謝を。ヴァルプルギス家当主として、最大限のおもてなしを致しますわ」

クラトス    :「そう言ってもらえると、助かるよ」

GM/金髪の少女:「私は、当主のエレオノーラ」

GM/銀髪の少女:「私はクリスティーナ。……クリスでいいよ?お兄ちゃん。それでね、こっちのおっきいのが――」

GM/ユミル  :「オレ、ユミル。コンゴトモヨロシク」

GM/アルベリック:「私の紹介は先程いたしましたので、よろしいでしょう」

クラトス    :ユミル、魔獣系!?(笑)

クラトス    :「連れてくるのが遅れてごめんな、エレナ。そして、クリスもごめんな」 金銀それぞれの少女に謝る。

GM/エレナ  :「だっ……!誰がエレナよ!あ、あなたにそんな呼び方を許した覚えは、ありません!」

GM      :エレナは赤くなり、席を立ち上がりかけるが、机を揺らしたのに気付いて座りなおす。

GM/クリス  :「お姉ちゃん、照れてるー。かっわいー♪」

GM/エレナ  :「ばっ、わた、はっ!…………まぁ、いいわ。好きに呼びなさい」

クラトス    :「いや、さっきユミルがそう呼んでいたから……気に触ったのなら謝るよ」

GM/エレナ  :「……別に、怒っているわけではありません」

クラトス    :「でも、できればエレナと呼ばせてもらえないかな?」

クラトス    :長いから(笑)

GM      :まぁな!短い名前だと、あんま貴族っぽい感じがしないのよね(笑)

クラトス    :確かに(笑)

GM      :エレナはそっぽを向いたまま、かすかに頷く。

クラトス    :「ありがとう、エレナ」

GM/エレナ  :「クラトス・ランフォード。あなたには暫く、この城に滞在してもらいます」

クラトス    :「訳くらいは、教えてくれるのかな?」

GM/アルベリック:「姫。この男を生かしておく理由が、ございませんが」

GM/エレナ  :「控えなさいアルベリック。私はあなたに、意見を許してはおりません」

クラトス    :「ということだ。あんたは黙っていてくれ」

GM      :アルベリックは黙って肩を竦める。

GM/クリス  :「ま、はっきり言ってお兄ちゃんは殺しちゃうのが一番早いのは、確かだけどねー♪」

GM      :クリスは、本当に楽しそうに微笑む。

クラトス    :「そいつは、物騒だな。何も知らずに死ねるほど、お人よしじゃない。話を聞かせてくれないか?」

GM/エレナ  :「あなたがここに滞在せねばならない理由は、二つ。それは“聖血”と、そのう――いえ、“篭手”です」

クラトス    :「篭手?この篭手がどうかしたのかい?」

GM/エレナ  :「篭手については、聖血を先に説明しなければならないわ。だから、まず聖血について説明します」

クラトス    :「わかった、話してくれ」

 

聖血とは、救世母マーテルが処刑された、その死の際に流したという血の事を指す。

その血は万病を治し、あらゆる傷をたちどころに癒した。時には、死すら撥ねのけたという。

その聖血は、真教教会にて厳重に保管されている。

それが一般に(といっても、ごく一部の教会幹部と学者だけだが)知られている聖血の伝説である。

 

GM/エレナ  :「その血を宿しているのは、何も教会の関係者だけではない、という事よ」

GM/クリス  :「そ。それが私やお姉ちゃん、それにお兄ちゃんってわけ」

GM/エレナ  :「だから私たち一族はこの城にこもって、聖血の力を悪用されぬよう、ずっと守ってきたのよ」

クラトス    :「確かに聖血の力は強大だ。人を狂わせてしまうほどに……」

GM/エレナ  :「そうね。残念ながら、この素晴らしい力も、正しく使える人は少ないわ」

クラトス    :「つまり、君達も救世母マーテルの血を保管、もしくは血を引いた者なのかい?」

GM/クリス  :「そーよ。母様の教えどおり、ずっと守ってきたんだから!」

クラトス    :「それじゃあ、一つ疑問があるんだがいいかな?」

GM/エレナ  :「ええ。なに?」

クラトス    :「君達はなぜ年をとらない?君達の姿は10年前に見たときと全く変わらない。もっとも、その時会ったのはエレナだけだが」

GM/エレナ  :「……それも聖血の力よ。私たちの聖血は、あなたよりも濃い。あなたは、不老の力までは持たないだけ」

GM      :そう言って、どこか陰のある微笑みを浮かべる。

クラトス    :「……そうか。すまない、もう一つ大事なことを聞き忘れていた」

クラトス    :「10年前……エレナ、君はなぜ、私を助けてくれたんだい?」

GM/エレナ  :「あなたは、おかしな事を聞くのね」

GM      :エレナはそう言って、呆れたように嘆息しつつ、微笑む。

GM/エレナ  :「目の前に苦しんでいる人がいるなら、助けるのは……当然の事じゃなくって?」

GM/エレナ  :「そう……忘れているのね」

クラトス    :「何のことだい?」

GM/エレナ  :「病弱だったあなたは、幼い頃、保養の為にこのヴァルプルギスの地にいた時期があったのよ」

GM      :あ っ た ん で す !(笑)

クラトス    :そうだったんだ(笑)

クラトス    :「……そっか、わかったよ。ありがとう。君が助けてくれたから、今の私がある。本当にありがとう」

クラトス    :礼を述べて微笑む。

GM      :エレナは君の表情を見て驚きを浮かべ、そして顔を赤くしてまたそっぽを向く。

GM/エレナ  :「そ、それで、次の話だけど……」

GM      :話始めたところで口ごもり、俯いてしまう。

クラトス    :「うん、続けて」

GM/アルベリック:「そのお話は、私がいたしましょう」

クラトス    :「どうしたんだい?まだ、具合が悪いのかい?」

GM/エレナ  :「い、いえ。違うわ。……アルベリック、お願い」

GM/アルベリック:「はい。……クラトス殿。あなたの持つその篭手は、ただの篭手ではございません」

クラトス    :「ああ、それはわかっている。ただの篭手なら外せなくなることなんか、ないはずだしね」

GM/アルベリック:「その篭手は、聖血を持つ者から、その聖血を奪う力があります」

クラトス    :「なんだって!?いや、それなら、クルツの聖血をこの篭手が吸ったという説明もつくのか……」

GM/アルベリック:「そしてそのう、いえ篭手は、先代当主エルンスト・ヴァルプルギス様が所有しておりました」

クラトス    :「ここにあったものが、なぜ盗賊が持っていたんだ?」

GM/アルベリック:「さて、それは――」

GM/エレナ  :「殺されたからよ」

クラトス    :「え?」

GM/エレナ  :「エルンスト・ヴァルプルギスは――お兄様は、殺されたのよ。だからその篭手は、今あなたの手にある」

クラトス    :「……そうだったのか。すまない……」

GM/エレナ  :「……いいわ。お兄様の事は、もう済んだ事だもの。それより、あなたよ」

クラトス    :「やっぱり、この篭手をこのままにしとくのは、まずいのかな?」

GM/クリス  :「そうね、一番早いのは切り落とす事だけど……お兄ちゃんが抵抗するから、無理だよね?」

GM      :クリスは、またも楽しそうに笑っている。

クラトス    :「当たり前だ!」

GM/クリス  :「そういう意味じゃないんだけど……ま、いっか」

GM/ユミル  :「ガ、ガ……ニブイヤツ」

GM/クリス  :「お兄ちゃんが抵抗するなら、お兄ちゃんが抵抗するまでもないしね?……クスクス」

クラトス    :「言ってる意味が良くわからないぞ、クリス?」

GM/エレナ  :「クリス、おやめなさい。……私が言いたいのは、あなたもまた、お兄様と同じように、命を狙われかねないという事よ」

クラトス    :「それは、俺が聖血を持つ者たちにとって、天敵だからかい?」

GM/エレナ  :「いいえ。聖血を狙うのは、聖血の天敵なんかじゃない。ある意味、もっとも聖血に相応しい連中よ」

GM/クリス  :「にっぶいなぁ、お兄ちゃんは。もうお兄ちゃんも、会っているのにね?」

クラトス    :「真教の奴らか……」

GM/エレナ  :「ええ。だからあなたはもう、帰る場所などどこにもないわ」

クラトス    :「ああ、真教の奴らと事を構えたからには、私もそれくらいの覚悟はしている」

GM/エレナ  :「だからあなたには、ここに滞在してもらう。これが2つの理由よ」

クラトス    :「だが、真教の奴らを放っておいては、ここの村人達や他にも聖血を持っている者達の身が危ない」

GM/アルベリック:「村人の心配とは、ね。お優しい事だ」

クラトス    :「それに、真教の奴らに聖血を渡すのは危険だ」

GM/クリス  :「へぇ。……『放っておいては』って。それじゃお兄ちゃんは、どうするつもりなの?」

GM      :クリスはいつか見せた、子悪魔のような挑戦的な微笑みを浮かべる。

クラトス    :「はっきりいって、どうすれば良いのかは、今はわからない」

GM/アルベリック:「おやおや」

クラトス    :「闇雲に奴らを追っても無駄なのはわかるが、動かないことにはどうすれば良いのかも分からない」

GM/ユミル   :「オマエ、ヨクワカラナイ。ナニモカンガエテナイノカ?」

クラトス    :「いや。動けば、奴らも何らかの動きを見せるはずだしだからね。ならそれに対応すればいい」

GM      :エレナは嘆息を、クリスはからかうような微笑を、アルベリックは嘲笑の表情を浮かべる。
         ユミルは無表情に立ち尽くしている。

クラトス    :「私だって、無謀なことを言っていることはわかっている。一人が組織を相手にすることがどれだけ愚かなことかも、わかっているつもりだ」

GM/エレナ  :「……そう。なら、私は止めはしないわ。ただ、教会の目はあなたの想像より遥かに鋭く、手は長い。それだけは忘れないことね」

クラトス    :「大丈夫とは言えないが、君が助けてくれたこの命を無駄にするような真似はしないよ」

GM/クリス  :「クスクス。……お兄ちゃんは、頑張り屋さんだねぇ。……クスクス」

GM/エレナ  :「もう、いいわ。死にたい人間を止める気も、義理もないわけですし。……今日はこれでお開きよ」

GM      :エレナは不機嫌そうに席を立つ。

クラトス    :「おっと、ちょっと待った」

GM/エレナ  :「なに?……まだ何かあるの?」

クラトス    :「知っているなら、この篭手を外す方法を教えて欲しい。君のお兄さんの物なら、外し方もわかるだろう?」

GM      :その言葉を聞くと、エレナは脅えたような表情を浮かべ、そして悲しそうに顔を背ける。

GM      :一方クリスは、もう我慢ができないという様子で、大声で笑い始める。

クラトス    :「どうしたんだい?」

GM/クリス  :「ほんっとうにお兄ちゃんは面白いなぁ。結構ヒントは沢山出してたんだけど」

GM/アルベリック:「全くですな。これだから下賎の者は……ククッ」

GM/ユミル  :「ガガ……コタエ、カンタン」

GM/エレナ  :「――クラトス。それは」

GM/全員   :「「「「あなたが、死ねばいいのよ」」」」

クラトス    :「……そうか、やっぱり外すことはできないのか。所有者が死なない限り」

GM/エレナ  :「……ええ。その篭手は、……生きているから」

GM      :エレナはそれだけ言って、退室する。

クラトス    :「篭手が……生きている?」

GM      :シーン終了。

クラトス    :ルナ受領。レクス返却。

 

 

シーン6 シーンカード:マーテル▼ 

GM      :君がヴァルプルギス家の古城の部屋で、眠りについていた時間だ。

クラトス    :おう。

GM      :知覚で判定してみてくれ。

クラトス    :失敗すると辛そう(笑)

クラトス/ダイス:2d20=15(10,5)

クラトス    :知性8だから、5で成功!前回分の経験点で、2レベルに上げておいてよかった(笑)

GM      :ふと目を覚ますと、ベッドの脇に人形が立っている。
         無骨な鉄の塊が小人を形作ったような60cmぐらいの人形が、指先を君に向けている。

クラトス    :転がって、距離をとるぞ!

GM      :君が寝ていた場所に、ドシュッ!と鈍い音を立て、鋼鉄の針が何本も突き刺さる。

GM      :小人は、君に攻撃をかわされた瞬間、脱兎の如く逃げ出す。

クラトス    :追いかけるぞ!

GM      :一応確認しておこう。君は、鎧は着ていくかね?

クラトス    :寝ていたから、着てないね。今から着ていたら逃げられるから、そのまま追いかけるよ。

GM      :わかった。では、小人は城の中で逃走を続け、ある一角へと逃げ込んでいく。

GM      :その先は、エレナとクリス、二人の寝所がある方だ。

クラトス    :そのまま追いかけ続ける。

GM      :一番奥の部屋に近づいた時に、大きな物音が聞こえてくる。物音は向かって右側の部屋から。
         人形は、左の部屋に入っていく。

GM      :大きな物音は、具体的には巨大なハンマーで床や壁を打ちぬいているようなの音だ。

クラトス    :では、人形の入った左の部屋へ。

GM      :では、部屋には寝間着姿のエレナと、カスパー、それに逃げ込んできた人形がいる。

GM/エレナ  :「クラトス!?バカ、なんでこんな所に!」

GM      :エレナは既に数箇所、手傷を負っているようだ。カスパーの袖からは、微かに凶器らしき刃物の光が見える。

GM/カスパー :「……人形は仕損じたか。ならば、やむを得ん」

GM      :カスパーは君に向き直る。

クラトス    :「カスパー。貴方がなぜここに!?それにエレナ、その傷はまさか……?」

GM/カスパー :「聖血は真教教会が管理すべきもの。渡してもらおうか!」

クラトス    :「あんたも教会の人間だったのか!」

 

※カスパーの正体

確認してもらえばわかるが、カスパーは一度も村に入っていないし、自分が村の人間だとも言っていない。

また、家があると言っているが、クラトスが確認する前に別れ、また再会している。

城に入る際には、奇跡の∵不可知∵で隠密状態になり侵入した。

あの時の束縛は、『クリスが∵天真∵で城門の∵封印∵を解除した』+『カスパーが∵不可知∵で隠密状態になった』

の二つの処理が同時に行われている。

PLに気付かれると困るため、敢えてノーヒントとしていた。

 

GM      :戦闘です。宴宣言はなし。

GM      :エンゲージは、カスパー、人形両方とエンゲージ済。

GM      :カスパーのAPは17、人形は18。

クラトス    :こっちは、11。戦闘だから、シーン変更か。

GM      :おう、お願い。

クラトス    :マーテル▼受領。クレアーター返却。




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