いわれ無き咎

 

GM では、はじめようか

トロメア:最初の鎖はルナ。

 

 

シーン1 シーンカード:エフェクトス▼

GM 王都フェルゲンに向かう途中のこと。林の中から一人の男が転がるようにして出てくる。男は体中から血を流し、腹には短剣が刺さっている。余計な出血をしないためにあえて抜いていないようだ。顔面は蒼白を通り越して、土色である。素人目から見てもこの男は助からないだろう。

    男の年齢は30代前半くらいで、整った顔立ちをしているが今は苦痛のためゆがんでいる。来ている服などは一般の旅人と変わらないものだが、この男が身にまとっている雰囲気が市井のものとは違う身分のものだとわかる。

トロメア:「おい、どうした?野盗にでも襲われたのか」 近寄って、体を支えよう。

:「うう…どこのどなたかはわからない。あなたがどんな方かもわからない。だが、それでもいまの私はあなたに頼る以外に他にすべはない。どうかこの書状をレオポルド・フライブルグ伯爵に届けてはくださいませんか?この書状に主君の命運が掛かっています。私がいま持っているお金、宝石足りなければこの衣服も売ってくれてもかまいません。ですから、どうか、ゴホッ!」 と血を吐き出す。

トロメア:「おい、落ち着け!…礼はいらん。手紙は届ける」

:「ありがとう…頼みごとばかりで心苦しいがこの書状を届けたら、レオポルド様に伝えてくださらんか。傭兵伯と王妃はつながって…」 と言い切る前に男はのどを弓に貫かれる!

トロメア:「誰だ!」 あー、いいなぁ、こういうわかり易い展開(笑)

GM:そうかい(笑)

騎士:「動くな!動けばお前もそこの男と同じ運命をたどることになる!」

トロメア:「動くな、と言われてもな。俺は通りがかりだ。ここから動かなきゃ、どこへ行けってんだ?」

騎士:「ブレダの犬が、よくもぬけぬけと…」

トロメア:「ブレダ…?北方の大国の、か?…俺が?」

少女:「なぜ、殺したのですロルフ!無益な殺生は私は好まないといったはずです!」

GM:馬に乗って、少女が駆けつけてくる。その後には兵士も続いている。

少女の年は17,8くらいでまさに少女から女にさしかかる位の年頃だ。年頃の娘にしては、髪は短くカットされている。だが、そのことで彼女の美しさが損なわれているわけではなく、むしろ何か侵しがたい神聖な空気とでも言ったらいいのかそういうものを感じさせる少女だ。

ロルフ:「しかし、ノエル様。この者は逆賊です。逆賊を殺したくらいでそのようなことを言われましては…それにこの者はいずれにしろ死んでいたでしょう。殺してやるのも慈悲という時もあるのですよ」 とあからさまにこれだから女はという侮蔑の表情を浮かべながら言う。

トロメア:「ワハハハハ!あんた、面白ェ事言うな!ブレダの密偵なら、もう少し目立たない格好をするもんだろう!」

騎士:「ふん、こっちはおまえがこの男ベルガディッツ家の家臣から密書を受け取るところを見ているのだ。言い逃れはできんぞ!」

トロメア:「なら、どうする?ここを動くなって言っていたが…代わりに地獄へ行け、とでも言うつもりか?」

ノエル:「まずは、あなたが受け取ったものが、本当にベルガディッツ卿がブレダ王国に内通しているかどうか確かめさせてください」

トロメア:「それはできん」

ロルフ:「ふん、やはりな。どうやら、このものがブレダ王国の密偵で間違いないようですな。ご大層に脱獄した囚人の格好をよそおってくるとはな!」 と鼻で笑う。

トロメア:「この男は命をかけて、俺にこの書状を託した。この男はこれを届けるために死んだんだ。届けるためには、身に着けている物全てを持っていって構わない、とまで言い残してな。そんな男の命を…易々と見せられるか?それも、その男を殺した連中に、だ」

ノエル:「それは…」

トロメア:「俺にはこれがお前等の言う密書なのか、それとも恋文なのかすらわからん。だがそれでも関係ない。男が男に、命を以って託したものだ。俺はそれを放り投げる真似はできん」

ノエル:「…わかりました。そのかわり私たちについてきてください。あなたが無実なのであれば身の潔白を証明してもらわないことにはあなたを自由にさせるわけにはいきませんので…」

ロルフ:「バカな!正気ですかノエル団長!」

トロメア:「…ふむ。そっちの頭の悪…いや、硬そうな騎士はともかく、あんたは信用できそうか。いいだろう。あの男はこれを届けろとは言ったが、いつまでとまでは言っていなかった。但し、これだけは言っておく。例え何があろうと、俺はこの手紙をお前等には見せん。それでよければ、同行しよう」

ノエル:「わかりました。それでかまいません。それでは、そちらのお嬢さんも一緒に…」

トロメア:「…?そちらのお嬢さん?」

ロルフ:「団長殿…?」

ノエル:「悪い冗談はやめてください、ほら、そこに…あら?」 ノエルは頭を被り振りながら、疲れがたまっているのかしらと呟く。

トロメア:「…何の話かわからんが、行かなくていいのか?期日を言われてないとはいったが、あまりのんびりする気もないぞ」

ノエル:「まだ、名前を聞いていませんでしたね。私の名はノエル・フランシス・エルマー。エステルランド神聖騎士団団長を務めている者です」 気を取り直すようにして聞いてくる。

トロメア:「へぇ。アンタ、随分偉かったんだな。俺はトロメア。見ての通りの、悪党さ」そう言って、ニヤリと笑う。

ノエル:どう答えたら良いものか迷って苦笑しながら、 「それでは、トロメ殿まいりましょうか」

トロメア:「ああ」 ついて行こう。

GM:というところで、シーンエンド

トロメア:エフェクトス▼受領。

 

 

シーン2 シーンカード アングルス▼

GM:では、このシーンはマスターシーンです。

 

GM:ノエルは怒ったように自分の私室に戻ってくる。その後にはロルフが続いている

ノエル:「どういうことです!取り調べも、裁判も行わずにトロメア殿を処刑するとは!」

ロルフ:「しかし、上からの命令は絶対です。それにあの者がブレダの密偵であることはあの場にいたあなたも完全には否定することはできないはずです」

トロメア:処刑か。せめて割礼で許してほしいところだ。

GM:割礼、それはは大人になるための儀式…(笑)

ノエル:「彼が受け取った書状も確認せず、憶測だけで断定するというのですか!?狂っている…」

ロルフ:「問題発言はやめておいたほうがよろしいかと…まあ、そんな必要は無いでしょう。疑わしいものは罰するべきです。見たところ生きていても害悪をもたらすだけのクズのようですし…私にはなぜノエル様がそこまでこだわるのかが、わかりませんな…」

ノエル:「ふう、もういいです、一人にしてください」 とこれ以上はなしていても理解は得られないと諦めたようだ。

ロルフ:「やれやれ、それでは失礼しますよ」 と部屋から出て行く。

GM というところで、シーンエンド。

トロメア:エフェクトス物忌み。

 

 

シーン3 シーンカード アダマス▼

トロメア:また逆位置かよ!(笑)

GM:まぁ、そんなもんさ(笑)

 

GM 最初は客間に通されたが、ノエルが部屋から出たとたん兵士達に囲まれる。

トロメア:「あー…俺は、多人数プレイの趣味はないんだが…」

兵士:「さて、それでは早速取調室に来てもらおうか」 と威圧的に命令してくる(笑)

兵士:「無駄口を叩くな!」 と鉄拳が飛んでくる(笑)

トロメア:「取調べねぇ…意味はないと思うが。まぁ、いいさ。時間がきたら、俺は勝手に出て行くぜ」

兵士:「ふん!」 というと兵士が連れてきた場所は取調室ではなく、牢屋だった。

兵士:「さあ、入れ」

トロメア:「おう。似合いの部屋だな」

兵士:「ふん、ここで大人しくしていろよ」 と鍵を閉められる。

トロメア:「おいおい、取調べはしないでいいのか?」

兵士:「取調べ?クックック、何にもわかっちゃいないんだな。お前を取り調べる必要なんか無いんだよ」 というとそのまま立ち去っていく。

トロメア:「ふん…まぁ、騎士といえばこんなもんか。ま、雨露が凌げるだけ快適だが…あまりのんびりともしてられんのだがな」

GM:と、ここで他にやりたいことが無ければ次のシーンに移したいんだがいいかい?

トロメア:いいよ。では、アダマス▼受領。


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