美 食 の 探 求
東 京 編

・とんかつ 丸五

 JR秋葉原駅にTRPG関連商品を買いにきた際には、必ずと言っていいほど立ち寄る店。
 1Fはカウンター含め10人座れるかどうか、昼のピーク時には並ぶ。
 価格はとんかつらしく、1,600円前後だったはず。
 とんかつの味はもちろん、赤だしの味噌汁に漬物の味も一級品。
 秋葉原に来た際には是非ともお勧めしたいお店である。
 とんかつ好きの私と友人の中でも、とんかつランキング1位・2位を争う名店である。
 ここのとんかつを食べたら、下手な有名店で2,0003,000円払うのが馬鹿らしくなるぜ。


・鳥すきやき ぼたん

 エリア的には神田だが、駅としては秋葉原からが近い。
 電気街口から左折し、万世橋を渡った先にある老舗。
 明治30年頃から続くこの店は、風情ある佇まいを今に残している。
 …使い慣れない言葉はどうもいけない。つまり、非常に入りにくい。
 メニューは無論、鳥すきやき。店に入れば、何も言わずにこれが出てくる。
 私は鶏肉に詳しいわけではないが、少なくともレバーは感動を覚えた。
 一見満腹には足りないと思えるが、後からご飯、漬物、果物が出て、と至れり尽くせり。
 いつも身動きがとれなくなるほど満腹にさせてくれる。
 私と友人は、ボーナスが入るといつもここにくる。何故なら、絶対に失敗しないからだ。


・駒形どぜう 渋谷店

 本店は浅草辺りにあったはずだが、ここは支店。
 センター街から外れ、ナムコINTIの裏にある。
  町並みに全く似つかわしくない店構えはやはり入るのに若干の勇気がいる。
 …が、まぁ気にしても始まらない。

  フランス料理ではないのだ、テーブルマナー云々を言われる事はないのだから。
 色々メニューがあるが、ここではやはりどじょう鍋をお勧めしたい。

  ランチならばリーズナブルな値段で味わえる。
  一緒についてくるどじょう汁は超濃厚で、正直単体では飲むのが苦痛。
 ごはんと一緒に食べればこれはこれでありか、と思わせる。

  こってり系ラーメンのスープでライスを食べる感覚に似ている。
 


・かっぱ

我が母校、駒沢大学生ならば90%が知っている(多分誇張)、隠れた有名店。
 駒沢公園近くの小道にある。

  中に入るとカウンターが僅か8席ほど。
 無愛想な親父か、無愛想な兄ちゃん(顔に複数ピアスしている)がいるはず。
 彼らは何も言わずに、ただ煮物を出してくる。

  そしてメニューは、煮物の盛りの指定、ご飯の盛りの指定、あと御新香と味噌汁のみ。
  そう、何を食べるかじゃなくて、どれだけ食べるかの世界なのである。
  客も一言も言葉を発さない。黙って食う。それがこの店の暗黙のルールだ。
  食べていると、待ちの客が真後ろ(椅子と壁の間は本当に狭い。まさに真後ろ)に立つ。
 彼らもまた、腕組みして仁王立ちして席が空くのを待つのだ。

  正直、女性にはお勧めしません。異様な迫力のある店なので。
  ちなみに酒も一切置いていない。
 理由は…ごめんなさい、店のおっちゃんたちが怖くて、聞けませんでした。

  高校時代の部活顧問が、私が駒澤大学に進学すると聞いた時の話だ。
 是非持ち帰りで買って、宅急便で送ってくれと言ってきた事もある。
 
  余談だが、顧問は私に1万円渡し、残額8,000円近くは礼金だ、と言っていた…。
 そこまでして食いたかったのか、T先生…。


・カシミール

  小岩のカレー屋。
 ランチしか行かないが、
1,000円以下で食べられるものとしては文句なしの味わい。
  小岩に来たら迷わずここに行くべき。
  ナン、カレーともレパートリーが豊富であり、色々選べる。
(ナンの種類変更は差額料金が必要だが)。

  美味いナンはカレーがなくても、単体でホットケーキのような味わいがある。
 ここのナンは正にそれ。

  小岩に来る機会があれば、是非どうぞ。
 ほんと、新宿や渋谷なんかにあっても十二分に通じる味である。


・ナイルレストラン 

  東銀座駅近くにあるカレー屋。結構有名らしい。
  店に入ると、コースかムルギランチかを聞いてくる。
 気の弱い人はメニューすら見れまい…。

  ムルギランチとはこの店のお勧めメニュー。
 大皿にライス、マッシュポテト、鶏肉にカレーがかけてある。

  この鶏肉は骨付きの状態から、店の人が切り分けてくれる。
  そしてこれを、混ぜる。ひたすら混ぜる。
 はっきり言って、混ぜなければ美味しさは半減である。

 見てくれは非常に悪く、以前友人と一緒に行った際には、彼は食欲を無くしていた。
 デリケートな男にカレーは似合わない。豪快にいけ!


・マラバール(江戸川橋店)

 東京メトロ 有楽町線江戸川橋駅から徒歩5分ほど。
 内装が喫茶店風で、カレー屋ならではの汚さがない。
 昼のバイキングがお勧めで、900円程度で腹一杯食べられる。
 普通バイキングというと、味のあまりよろしくない物が出てきがち。
 しかしここは単品のカレーと遜色ない物が出る。

 私が行った時には中辛のチキンと甘口のエッグ、あと激辛があった。
 夜だとカレー+ナンで1,500円ぐらいしたので、まぁ昼がお勧めですな。
 ナンはバターナン系で、甘め。
 ちょっとダイエットとか気にしている人は、用心した方がいいかも?


・ガルリカフェ

 有楽町駅からプランタン銀座に向かい、並木通りを右折。東京電力のビルの先にある。
 『rt』という古着屋のビルまで行ったら行き過ぎ。

 ここの和栗のモンブランは絶品。恐らく私が今まで食べたどんなケーキよりも美味い。
 コーヒーも美味いし、ケーキも美味いし、いい店ですよ。ただちょっと並ぶかな…。
 曜日と時間によるが、結構込む。
 昼2、3時くらいからは入口で待っている人の姿がちらほらと見られる事もある。

 早めに行くが吉。


・新政

 浅草の郷土料理屋。
 一度きりたんぽ鍋を食べてみたかったので、行ってみる。
 駅から結構距離があるうえ、路地の奥まった所にある。
 ホテル街らしきところを男二人で抜けるときは何とも微妙な気分に。

 来店が早かったため最初は空いていたが、徐々に店内は一杯に。
 肝心のきりたんぽ鍋だが、まぁ美味かったです。
 ただ、きりたんぽ鍋自体を初めて食べたので、他店と比較はできないが。

 少なくとも刺身がえらい美味かったので、これなら多分なに食べてもレベル高いと思う。
 ちなみに具体的に覚えてはいないが、値段も相当高いのでご注意を。
 2月に行ったのだが、時期が良かったのか、その年の新酒を一杯サービスしてくれた。
 日本酒派の私にはありがたい事である。
 ただ一つ難を言えば、日本酒だろう。
 燗は一合単位だが、冷は瓶単位で買わなければならない…ボトルキープはちょっとね。

 

・ももんじゃ

 猪鍋で有名な店。両国にあるが、ここも一度は行ってみたかった。
 店の前には猪の剥製が吊るされており、結構驚く。
 予約済みであったため個室でいただいた。
 前評判どおり、肉は元々ちょっと硬いが、煮込めば煮込むほど美味しくなると思う。
 他の具が特にあるわけではないため、かなりの速度で食べ終わる。
 あと、鍋の醍醐味たるシメの麺類か雑炊、とはいかないのがちょっと難点。

 まぁ、鍋というかすきやきに近いものなので、これは別料理として諦めるべきだろう。


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