■シナリオ予告

 確かに掴んだ幸せがあった。

 この手を離れた幸せがあった。

 泡と消えゆく愛だとしても、千々に切れゆく絆としても。

 生まれた命が、ここにある。

 

 

 B E A S T B I N D 

 〜  魔獣の絆  〜

 生まれしモノに祝福を

 

 この世の全てに憎まれていても、あの世の全てに拒まれていても。

 生まれた命が、ここにある。

 

 

■ハンドアウト

 

PC1  :魔王の息子/社会人推奨、20歳以下は不可

SA   :『生まれ出でるモノを守る/20』

シナリオ絆:○○真琴/家族/10

PC間絆 :PC2

 

 愛する人がいた。

 半魔の己が、魔界の王となる己が、人を愛するとは思っていなかった。

 だがその人との間に子供ができたとき、自分にも人を愛する感情があった事を知った。

 生まれてくる子供は強い力を持っていた。魔界の王族たる力と、天界の神族たる力を。

 途方もなく強大な力は、否応なしに両界のバランスを狂わせる。

 そして何より――その時初めて知ったのだ。

 己の愛する女が、敵対する神の手先だったということを。

 両界からの刺客が現われるなか、揺らぐ愛情と、その結晶を抱えた戦いが始まった。

 

PC2  :降りた天使/職業自由

SA   :『生まれ出でるモノを殺す/20』

シナリオ絆:○○真琴/尊敬・信頼・友情等/6

PC間絆 :PC3

 

 天界で神の御許で暮らしていたころ、同じ天使で仲の良い友人がいた。

 その者の名は、真琴。

 先に人界へ降りていた真琴と再会することはなかったが、時に挫けそうになる心の支えになっていたのは事実だ。

 そんなある日、天界から指令が下る。

 神の敵が誕生しようとしている。速やかにこれを発見し、打ち滅ぼすべし。

 母体として、第一抹殺対象に挙げられたその者の名は――降りた天使、真琴といった。

 

 

PC3  :自動人形又は造られた怪物/職業自由

SA   :『生まれ出でるモノを守る/15』

シナリオ絆:○○真琴/友好的なもの/6

PC間絆 :PC4

 古くから付き合いのある半魔、真琴。

 彼女は愛した者と結婚するために半魔である事を偽り続けてきた。

 それが善か悪かなど、己には関係がない。それは当事者同士の問題だから。

 幸せそうな彼女を祝福する、ただそれだけの事だった。

 だがある日現われた彼女は、助けを求めてきた。

 天界、魔界の刺客から――或いは、愛するPC1の手から、子供を守ってほしい。

 大きくなったお腹をさすりながら聞こえたその言葉に、もう傍観者ではいられない事を悟った。

 

PC4  :死神/職業自由

SA   :『生まれ出でるモノを殺す/15』

シナリオ絆:○○真琴/友好的なもの/6

PC間絆 :PC1

 虚無を失って呆然としていた頃、己に道を指し示してくれた存在。

 真琴という名の降りた天使は、殺す事しか知らなかった己に友人として、人としての感情を教えてくれた。

 だがその関係も、今日で終る。

 魔界からの依頼は、彼女が産もうとしている子供を、邪魔するようなら彼女ごと、殺してくれというものだった。

 

 

■特記事項

・シナリオ絆は、愛を消費せず記載している内容をそのまま取得する。

・PC間絆は、初期配布の愛6点を使用するか、又は既存の絆を書き換えて取得する。

・GMは数年ぶりにこのゲームでGMするうえ、PL経験も片手で数えるほどしかない。

 ルールについて、細かい事は気にしてはいけない。考えるんじゃない。感じるんだ。

・PC間対立については、GMからは勧めもしなければ止めもしません。馴れ合ってもシナリオは進むし、殺り合っても終ります。

・このセッションでは「傍観者に徹する」「今日は楽しませてもらいにきた」という態度は厳禁とします。「戦え」とも「戦うな」とも言わないので、貴方が持ちうる全ての能力を妥協なしで駆使して、全員を最大限に楽しませてください。

 身内セッションなんで、そんな感じで剥き出しでいきましょう。